トイプードルをふかぼり。

犬猫

犬種について勝手にマニアックに深堀りするコーナー

犬が好きだから犬のことを書く

里親やショップで「兄妹セット」推しがされていることにイラっとするきょうたです。
兄妹推しはやめよう(過去記事)



PHPと動画編集に集中力がぶちぶちなので、
好きなことをして気分転換を図ろうと思いました。
好きなことってやっぱり犬猫のことを考えることなので。
最近は「Google is your friend!」な世界で
ググればある程度情報は得られると思いますので、
あまりネットに出ない内容を積極的に出していきたいなと思います。

圧倒的人気 トイプードル

なぜ人気なのか

毎年人気犬種ランキングが発表されますが
もう10年以上、しかもダントツで1位になり続けているのがトイプードルです。

  • 毛が抜けづらい
  • サイズが小さい
  • 性格が明るい
  • 賢い
  • 運動能力が高い

バランスが取れていて飼いやすい

頭の良さについてはアメリカの大学の研究では
ボーダーコリーについで全犬種第2位と言われています。
また、股関節の可動域が他の犬種に比べて広いと思います。
立って歩いたりする芸が得意なのも特徴ですね。
立ちやすい
いろんな犬種を見てきましたけれども、
プードルが一番立ちやすいです。

元猟犬だった運動能力とそれに伴う賢さ、明るさがハマりましたね。

フランスでは「プードル」じゃない

呼称、語源、起源

フランス語でプードルは「caniche」と言い、『鴨を獲る犬』という意味。
プードルの語源はドイツ語の「Pudel」で、『(水面を)ぱちゃぱちゃする』意味。

JKCのサイトでもフランス・中欧と表記され、
原産国は、はっきりしないと書いてあります。
鴨猟でヨーロッパの広い地域で活躍していたのだと思います!

プードルは4種類

ティーカップ、タイニーは非公認

FCI(国際畜犬連盟)で定められているプードルは以下の4種のみ。

  • スタンダード(体重約20kg)
  • ミディアム(体重約10kg)
  • ミニチュア(体重約7kg)
  • トイ(体重約3kg)

以前、血統書をお送りしたお客様から
「トイプードルを買ったのにプードルしか書いてないぞ!」
と言われたことがあります。スタンダードもトイもJKCの血統書には
「プードル」しか書いていないんですね。

登録番号があって、
トイプードルは「PT・・・」から始まり
スタンダードは「PS・・・」から始まるようになっています。
ここであれ?と思いませんか?
ミニチュアもミディアムも

「PM・・・」になっちゃう?って。
ご安心を。
ミニチュアが「PM・・・」で
ミディアムは「PMD・・・」になります。😄

御察しの通り、ミニチュアは昔からありましたが
ミディアムは過密になることを避けるために
登録されたサイズになります。国によってはないところも。

サイズ至上主義

近年の流れ

ティーカップ、タイニーの声を聞くのが象徴されるように、
最近はサイズ、小さいのが特に人気があります。

たまに

サイズが小さい=飼いやすい

と誤解されている方もいらっしゃるのではっきり申し上げておきます。
小さい方がリスキーです。
小柄な同士を掛け合わせれば遺伝的疾患や難産も含めて
非常にリスクが高くなります。

迎えた子は運良く元気で健康であったとしても
もしかしたら兄妹は不幸な運命を辿っていることも
十分考えられます。

それでもなお、人気は過熱。

犬猫の市場では小さければ多少欠点があっても
価格(原価)は抜群に高いです。欠点がなかったらより高騰します。

欠点無しの「普通」サイズのトイプードルでも20万円以上。
ティーカップサイズであれば落札価格でも40万円以上に
なることもしばしばです。原価ですよ?
原価がそれくらいであると、販売価格はほぼ、倍と考えていいと思います。
都内の専門店で100万円くらいで売られることになります。

色によって評価が分かれる

人気はレッド、アプリコットだけれども

プードルはカラーによって毛質が違います。
トリマーさんが競い合うショーに出てくるのは9割以上
「ホワイト」か「ブラック」です。

ブローをした時の毛の立ち上がりや
絶対的な毛の量(もうりょう)が違うんだそうです。

もちろん個体差もあるんでしょうけれども。

一説によると、元々プードルには白と黒(とシルバー)しか
いなかったところに、昔の品種改良の中でテリアの血が入ったので
赤の要素も発現するようになったのだ、とも言われています。

いずれにせよ、プードルの魅力はそのサイズではなく、
毛とその多彩なデザインカットではないかなと思います。

小さいのを探すのではなく、毛量が豊富な子を選ぶのが
いいプードルを飼うポイントかもしれません。

また、アプリコットをはじめとしてトイプードルには「中間色」が存在します。
シルバー、ブラウンなど。

これらは幼齢時に比べて色が変化するのでお迎えの際は要注意!


こちら、ブラックではなく、シルバー仔犬。よく見ると肌に近い部分は
シルバーになっていますよね!


シルバーの成犬。仔犬と比べると全然違いますよね!

同じようにブラウン、アプリコットも、薄くなっていく傾向にあります。

また、「チョコレート」や「カフェオレ」なんていうおしゃれな毛色も存在します。
ブリーダーさんが生まれた子の毛色を指定するんですけど、
そんなの知らないよ!っていうブリーダーさんは適当に毛色をつけます。
ちゃんとこういう色(表現)があるんだ、って知っているブリーダーさんはいいんですけど。

その犬種の魅力を理解して、アピールしていかないと。

ボサボサでは小さくてもトイプードルの魅力半減だわ。



犬猫

Posted by kyotako

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