大量生産大量消費からの脱却
大量生産・大量廃棄の文化
よく問題として取り上げられるのはペット業界。
保護したり、殺処分をゼロにしようと努力している人たちもたくさんいるけど、一向に解消されないのは、この、大量生産、大量消費のシステムがあるから。
飼い主ができるかどうかはわからないけどとにかく産ませる(商品を作る)
それから買い手を探す(営業・販売)
余ったら、、、どうしよう・・・。安売りセール?
これはペット業界に限ったことではありません。
むしろ、ほとんどの業界がそうだと言えるでしょう。特に日本では。
その結果、食べ物においては年間食品廃棄物量は世界でワースト6位、アジアでは1位という不名誉な結果になってしまっている。
売り上げを上げる?
私はこれから畑を少しずつ初めていこうと思っているんです。
農業を「ビジネス」として考えたとき、
「たくさん作って売れるか」あるいは「いかに単価を高くして売るか」
この2択で考えちゃいませんか?
でもね、
有機農業だと旬のものが旬にしか取れないんですよ。もっとプロの、農業が上手な人たちが、より品質の高いものを、より安く、売り出して来るのは目に見えてますよね?
このレースに参加すると、私は「負け確定」です。
そしてこのレースに参加することこそ、大量生産・大量廃棄を生むシステムですよね。
このシステムからの脱却をはからなければなりません。
どうしたら良いんでしょうか。
沖縄で出会ったもの
3月に10日間、沖縄に行ってきました。
そこで出会ったのは・・・
素敵な絵
黒糖、塩
黒真珠
熟成はちみつ
古代小麦と天然酵母で作られたパン
どれも、こだわり抜いた一級品、逸品。
とてもいい物だけど、たくさんは作れない。作らない。
大量生産・大量廃棄
数をたくさん売る・単価を高くする
これらの呪縛から脱しているものばかりでした。
先人はたくさんいて、ヒントはたくさんもらった。
ウコッケイの卵
毎日コツコツ産んでくれるウコッケイたちの卵。
うちにはメスしかいないので、無精卵しかありません。
有効に使って行きたくて、シフォンケーキやカステラを試作しています
ナンバリングは継続中。250を超えました。300までもう少し。
先に紹介した沖縄の黒糖を使った黒糖シフォンケーキ
卵と黒糖の深いコクが相性抜群!
そしてこちらも先に紹介した熟成ハチミツを贅沢に使ったカステラ
ハチミツの甘い香りがふわっと漂う。
どちらも好評。
いずれ環境が整った場所で作って商品化ができそうです。
これ、私がどこか卵を買ってきて作っても意味がないですよね。
私が育てたウコッケイの卵だからこそ、です。
モノよりコト。大量生産・大量廃棄の呪縛からの脱却。
このへんが勝負のポイントになってきますね。
まだまだ勉強が必要だ。