犬を飼ってみよう
自然・環境を身近に
私がやりたいと考えている動物王国とは、
ヒトと自然・他の生き物とこの地球でどうやって共存・共生していくかを考える場所なんです。
そして、ヒトと自然・野生生物との共存を助けてくれる、潤滑油・緩衝材的な存在がいわゆる家畜だったり、農業だったりすると思うんです。
命とは。生命とは。
命を掛ける仕事をしたい。
第一歩として、私は、まずは犬を飼って欲しいと思うんです。
「えー私は犬より猫派ー」
なんていう話は却下です。
個人の好みはさておき、ヒトという生き物の歴史を考えた時、
圧倒的に付き合いが深く長いのは、間違いなく、イヌなんですね。
家畜を超えた、共生関係にある生き物。
ヒトが地球で生きていくのに必須な存在。それがイヌなんです。
お互いの遠い遠いご先祖様からの、何万年の付き合いですから、さぞや以心伝心、ツーカーでしょう、と思ったら、これ大間違い。
これで初級編ですか?って思っちゃうくらい、まぁ彼らの心を知るのは難しい。場合によっては日常生活すらままならなくなって、手放してしまう人もいるようです。
でも、そんな数万年来の付き合いの動物と仲良くなれないのに、これから自然や野生動物、地球規模の生き物とうまく付き合えるなんてあり得ませんから。
イヌの育て方は子供の育て方と似てる
いろんな人を見てるとイヌの育て方と子供の育て方は似てるなと思います。
習い事に通ったり、いろいろ手を尽くして教えて行こうとする親(飼い主)もいるし、放任主義でドーンと構えた親(飼い主)もいる。ビシビシスパルタでしつけようとする親(飼い主)もいるでしょう。
それぞれ何が「良い」とか、「悪い」ではないんです。
10人の親(飼い主)がいたら10通りの育て方があると思ったほうがいい。
それが多様性だから。ただし、虐待や折檻はダメですよ。
多様性
多様性という言葉が出たので。世界には600とか700種の犬がいると言われています。
いわゆる血統書が発行される純血種から、非公認の犬種、最近増えたハーフ、ミックス犬を合わせるとさらに増えるかもしれません。
犬を飼う前に最低限知っておいて欲しいのは、犬種には特性があるということ。
それぞれ、吠えるように改良された犬、ソリを引っ張るように改良された犬、
そばにぴったりついて歩くように改良された犬・・・
長い歴史の中でそういった特性を伸ばして残されてきた子たちなんです。
ハーフ犬もそれぞれ両親からの特性を引き継いでいます。
わかりやすくいうと、
柴犬にプードルらしさを求めてもダメですよ?
ってことです。
何をアホなことを、と思う人もいるでしょう。でもこれってすごく大切なことで。
自分の子供が他の子と違うことをちゃんと認識しましょうねってことなんです。
ADHDとかHSPとかASDとか増えているのは、そういう認定をされる機会が増えただけとも言われています。昔からあったんですよ、当たり前のように。
犬を育てると、自分の子が他の子と違うっていうのが良くわかる。
うちのヴォルガはもし人間だったらADHDって診断されるかもしれない。
犬を飼うといろんなことが見えてくるようになる。かもしれません。
できれば、同じ種類を何頭も、じゃなくて、違う犬種を飼うのが私はオススメです。
それぞれの特性が浮き彫りになりますから。
姿も中身も全く対照的なヴォルガ(サモエド)と蓮(ウィペット)