老人と犬

国づくり, 犬猫

「老人と海」の著者アーネスト・ヘミングウェイはネコ好きで有名だ。
タイトルを「老人と犬」にした時に思った。
高齢者よりも老人の方が温かみがあるように感じるのは私だけだろうか。

老人と犬

独身高齢者に犬猫を飼えるようなサポートを

高齢者(65歳以上)の割合が
2015年で36.0%だったのが2040年には44.2%になる予想。
また、東京都の45%を筆頭に全国でも30%以上が
「単身世帯」になる見込みだそうです

高齢者のみならず、単身者だからこそ、
心の拠り所となるペットが大きな存在になってくると思います。
そういう方にこそペットを飼ってほしい。
でも、飼えない、飼いづらい(社会)世の中になっている。

飼えない理由を考えてみた。

  • 飼育環境の問題(ペットが飼える家か、場所か)
  • 飼育継続が可能か否か(通院、入院、散歩など)
  • 飼育するためのお金の問題そもそもお金がない
  • 心理的要因(最後まで面倒見られないし、亡くなられると辛いなど)
  • 家族の理解の問題

まだあるかもしれない。
実態やアンケートをとるともっといいのかもしれない。

飼育環境の問題

そもそも、ペットが飼えない賃貸物件に住んでいる、とか
介護施設で生活している方は犬猫を飼うことができない。
単身世帯向けペット可住宅が欲しい。
1K、1DKで家賃1桁のような。

飼育継続の問題

高齢ともなれば入院、通院もあるでしょうし、
若い方でも急な出張や残業がある。
もしかすると日々の散歩も毎日1時間とかは難しいかもしれない。
状況に応じてのサポートは必要。
これはデイケア、送迎も含めたペットホテル、ペットシッターが
あるといい。

金銭的問題

様々なサービスを立ち上げることはできても、
そもそも、利用される方が利用料金を払ってもらわなければ
ボランティアでやるしかない。
方法は二つ。
サービスに応じた料金を頂き、運営する。
運営資金は別で得るようにして、ボランティアで行う。
ただ、二つ目は聞こえはいいですけど難しい。

心理的要因

説得すればいいだけのこと?
大丈夫!任せてください!と安心させてあげればいい、
なんて簡単に思ってほしくはない。

私もショップに長年勤めているけれど。
どっちかというと「飼いたくない理由」にしているのでは?
と思う節もある。
今、飼っている子はとても可愛いしお世話も頑張る。
けど、これをもう一度繰り返す?となった時に答えがためらわれる。

人に頼ればいいという問題でもない。
できるだけ自分で面倒を見なければという気持ちがある。
生き物の世話、最後まで面倒をみる責任は
決して軽くない、と思うからこそ。

ここを覆していくのはなかなかのことだ。

いろんな障壁、問題が考えられるけど
ひとつひとつ、解決し、乗り越えていきたい。

私が調べたデータを幾つか。

ペットを遺棄する年代は60代以上が56%を占める
⇨理由は定かではないけれど、高齢者が飼えなくてペットを遺棄している。
飼ってない人に与えるのもいいですが、既に飼っている方の中でも
トラブルを抱えて飼いきれなくなりそうな人が多いということ。

ペットを飼育する平均費用
犬44万円(3.7万円/月)、猫20万円(1.7万/月)
継続的飼育費用だけを見れば猫は犬の半分。
飼育できない理由が経済的理由の場合は猫の方がいいかもしれない。

単身世帯の状況
2018年の単身世帯の平均は59.3歳
消費支出162,833円/月
うち、娯楽に使われた費用は19,674円/月。

先の飼育費用と比べると、猫はギリギリ飼えても
犬は飼えない計算となる。(あくまでも机上のこと)

そうなると、
高齢になっても働くか、貯金をするか、になってくる。
最近はリタイアした後も働く方が増えているし、
そもそも高齢化社会になってきた今、
60歳65歳定年という方が時代遅れでもある。

貯金という意味では、最近はペット信託という
サービスも出てきているらしい。

行政書士か公認会計士の知識があったら嬉しいな。
ユーキャンで勉強する?!笑


以下、前に記事で書いた希望。
でもこれは私の独りよがり。
いろんな人の意見や話を聞いて
今後加筆・修正も必要。

・そもそも保護犬保護猫がなくなればいい
・里親というネーミングを変える
・保護犬猫にも価格を付けて売る
 (他に運営資金を得る方法があれば・・・)
・売るために物語をつける
・販売することで保護活動の運営資金につながる
・非営利とボランティアは違う。
利益は出さずとも運営費用は最低限賄えないと
「成り立っている」とは言えない。赤字経営の会社と同じ。
経済社会で残るためにはビジネスでなければ
・かわいそうを売りにして寄付や支援は募らない。
・保護活動をする人たちだって別に贅沢な暮らしをしてもいい。
・むしろそうやってかっこいいイメージを出して行ってほしい。
・売り上げをきっちり挙げて、もうけも出す。

国づくり, 犬猫

Posted by kyotako

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