農家見習い

国づくり, 生きもの

丹波篠山農家研修

丹波篠山名産!黒豆収穫の時期

丹波篠山の黒豆とは

今回、丹波篠山に来て農家さんのお手伝いに来ているのですが
そのメインとなるのが丹波篠山の名産、黒豆の収穫です!

普通の枝豆と何が違うの?

A.ぜんっぜん違いました!

見た目は似ているかもしれませんが、普通に食べている枝豆とは
全く別物と言ってもいいくらい、味もコクも香りも全然違いました。。。

これが丹波篠山の黒豆畑だ!

 

枝豆といえば、ビールのおつまみが定番ですね。
これを収穫せずに熟させると、いわゆる大豆になります。

豆まきでもおなじみですね。これ、色が白いから「白豆」と言います。

一方、丹波篠山で育てられている枝豆は
初めのうちは緑色なのですが、熟していくと黒くなっていくのです!
最終的にお正月に食べるような「黒豆」になっていくんですね。

左側の写真の豆、少し黒くなって来ているのがわかりますか?

黒豆は10月初旬から末までのわずか1ヶ月弱の間でしか収穫できず、
徐々に熟していくにつれて、味もコクも変わってくるのだそうです!

しかもこの黒さ、ポリフェノールが含まれているからなのです。
黒豆の栄養について学ぼう! 黒豆ポリフェノールで風邪をひきにくい体を作る方法

見た目が・・・

丹波篠山黒豆の特徴の一つがその見た目。
茶色いそばかすのような点々・・・

これ、農家さんに聞いたところによると、ウィルスに侵された部分だそう。
でもご安心ください。人には全く害はないですし、中身も平気です。
中身は綺麗なものです。

むしろ、この見た目の悪さが丹波篠山産の証拠とも言えるもので
他の枝豆は品種改良が進んでこのウィルスには感染しないそうです!

昔ながらの品種を守り続けて来た証拠でもあるんですね!
そして丹波篠山でないとうまく育たないのだそうですよ・・・
品種・風土・気候はどの作物もワンセットなんですね。

味が全然違った!

枝豆なんてまぁどれもそんな変わるものじゃあないでしょう??
とタカをくくっていたら、、

うまーい!

甘み、香り、コク、全てが想像を超える美味しさでした。
なるほど、、、これが丹波篠山の黒豆なのか。納得。。。

今の時期(10月初旬)は早生で熟し方もそこまでではないそうで、
これから収穫時期がずれていくことで1週間ずつ3回味が変わるのだとか。

これは楽しみでしかありませんよね。

人の手で選別

収穫はもちろんですが、黒豆の選別も行なっています。手作業で!

選別する機械が高価なのもありますが、
特に黒豆は先に挙げた見た目の悪さ(茶色い点々)があるから
いいものか、悪いものかを判断する精度が低いのだそう。

初日は台風接近のニュースがある中での収穫作業。
ご覧のように草ぼうぼうですが、これでも低農薬で無農薬ではありません。
(他よりだいぶ使用量は少ない!)

雑草ってどんだけ強いのよ・・・(夏場は炎天下の中毎日草刈り)

試験的に無農薬で育てているところもあるそうですが、
先に紹介したように品種改良が少なく、病害虫に強くないので
相当難しいのと、やっと収穫できたものでも美味しくないみたいです。

なかなか難しいものです。

実を取られた後の枝葉や虫食いではじかれた枝豆。
これらを家畜の飼料に回してくれれば良い循環が生まれそうなんだけどなー

栄養価の高い丹波篠山産の黒豆を食べてる豚とかニワトリとか。
良さげ。

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Posted by kyotako

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