革命のファンファーレ

国づくり, 書評

これは正直、怖い本だった

下手なホラーなんかよりずっと鳥肌が立つ

「うわ、まじか、こんなヤツがいるなんて」

正直な感想。

全然いい本なんかじゃない。
全くおススメできない。
超グロいホラー映画を見た後のような気持ち。

こんな先の先の先まで読んで、バカみたいに研究し尽くして
行動しているヤツがいるなんて。化け物かよ。気持ち悪い。

全然おススメできないって書評が成り立つのかわかりませんが
本当にそう思ったからそう書いています。

蒼天航路

考えていた孔明じゃない!


昔、私が好きだった「蒼天航路」という漫画がある。
そこで描かれていた天才軍師、「諸葛孔明」は
これまで多くの三国志で書かれ、語られていた中で
最も「異色」で「気持ち悪い」存在だった。

この漫画の中で、
劉備は孔明のあまりの気持ち悪さに逃げ出すのですが、
その、同じ感覚が、この本を読むと感じられると思います。
少なくとも私はそう感じました。

関羽が言うんです。
「少しでも『何かある』と思ったその感覚を大事にしろ」と。
そしてその責任をとるべし。と。見極めるのが劉備の仕事だと。
(セリフは違うかもしれないけど、そんな感じのことを言ってたはず)

うーん。関羽ー真面目ー厳しいー。涙

お金、広告、戦略

泣きそうになりながら、小休止を挟んで読み進める。

ホラー小説?ホラー映画?同様、一気に読むことが難しい。
我慢して、何回かに分けて、呼吸を整えながら読みましょう。

書かれていることはいちいち的を得ている。なるほど、、、確かに。
お金のこと、広告のこと。
でもコロンブスの卵じゃないけど、そう言われたらそう思うけど、
どうしてそんな発想、考えにたどりついたのか。天才かよ。

こうすればいいんだ、ということが細かく書かれています。
お金の儲け方、クラウドファンディングの成功のさせ方、
マネタイズの方法、など。彼の成功事例を織り交ぜて。

でもなぜだろう、こんなに細かく言ってくれているのに、
ちょっと真似できない。、、と感じてしまうのは。
天才と凡人の圧倒的距離感を感じざるを得ません。

この方が書いた本は他にもあって、
魔法のコンパス 道なき道の歩き方」、「新・魔法のコンパス (角川文庫)」は
後日書評を書こうと思いますが、暖かい、優しい内容の本です。
同じ人が書いていると思えないな、、、

他にビジネス書を書かれている著名人がたくさんいますけど、
一番怖いのはこの人かもしれない。

ある意味で価値のある一冊だと思います。

国づくり, 書評

Posted by kyotako

1つ星 (3 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...