じゃばらって知ってる?

国づくり, 植物

突然ですが花粉症なんです!

全然時期はずれですが

もう何年、いや何十年と花粉症に悩まされていました。
私の場合、スギとヒノキが酷くて春が憂鬱で仕方ない。

最近は春だけ特定の食品摂取を控えることで
だいぶ症状を抑えることができつつありますが。

毎年いろんな薬や治療法対症法を試しては失敗しを繰り返し
結局は抗ヒスタミンで強引に抑え込むしか
有効な手段はないと諦めている人も多いかと。

なんで突然今の時期に花粉症の話をするかといえば。

ついに見つけたんです!

あの果実の木を・・・

悪魔の実ではありません。

 

幻の果実 じゃばら

近所の農産物直売所で偶然見つけたのが”じゃばら”の実です。

知らない人が見たらナニこの見たことないミカン?
って思うのではないでしょうか。

花粉症を長く患っている人なら知っているはず・・・

なぜならこのじゃばら、
花粉症の症状を抑える効果がある果実として有名だからです!

2014年のこちらの記事をご覧ください。
幻の果実「じゃばら」とは!?

  • 和歌山県北山村でしか採れない
  • 1本だけ自生する自然雑種
  • 抗アレルギー作用が期待
  • ナリルチンを多く含む(6〜7倍)

和歌山県の北山村というところに偶然自生していた自然雑種の柑橘類
柚子(ユズ)と九年母(クネンボ)とミカンが交配されてできたものらしい。
調べてみると新種で他のどの柑橘類とも違っていました。

「変わったミカンができる」「でも食べたら美味しい」
ということで北山村では邪気を払う、「邪払」=縁起ものとして
お正月などに使われていたそうです。

ブレイクしたのは近年増えつつある、
花粉症に効くというのがきっかけでした。

私が知った当時はまだ花粉症もまだマイナーなものでしたが
今や4人に1人が花粉症と言われている時代です。

もはや、多くの人の期待を背負っていると言っても過言ではない。

実際、花粉症でない人に「じゃばら」の話をしても

ナニそれ?美味しいの?って反応にしかならない。

効果のほどは

花粉症以外にも様々なアレルギー症状の抑制効果が期待される、
フラボノイドの一種、ナリルチンが他の柑橘類の6−7倍も含まれているそう。

2004年には和歌山県工業技術センター木村美和子 研究員が
ジャバラの脱顆粒抑制作用 を発表。
ここでは有効物質は特定できなかったものの、ラット・マウスの実験で
ヒスタミンなどの放出(脱顆粒)を50%抑制するという結果となりました。

2008年岐阜大学医学部湊口 信也教授は
スギ花粉症の症状とQOLに対する「じゃばら」果汁の効果をアレルギー学会に発表。

2014年同じく岐阜大学舟口祝彦教授が
アトピー性皮膚炎モデルマウスの皮膚炎症状に対する「じゃばら」果汁の効果を発表。

ね?ね?すごいっしょ?

利用法と味

味は、まず、とても酸っぱい。
そして柑橘系特有のちょっと癖になる苦味。
甘さしか追求されない最近の多くの果実と違い野性味が溢れます。
蜂蜜や氷砂糖につけると相性抜群!

お湯で溶かして飲んでもいいし、ジャムのようにしてもいい。

地元の農産物直売所に実があったってことは、
この温暖な気候の千葉でも育てている農家さんがいるってことですよね?

その実をつける木(苗)をずっと探していました。。。

ロカカカではなく、じゃばらです。

苗を発見!

一年越しで苗、発見しました。

ふらっと立ち寄った京成バラ園です。
思わずうぉ!って声が出ました。
その辺のホームセンターとかではみたことがありませんでしたから。

そして偶然にも、、、

樹木全品半額とな・・・?

従業員さんに聞いちゃいましたもんね。
「これ(じゃばら)も対象ですか?(震)」

もちろんです!と元気な返事!

 

買っちゃいました。

 

通常価格2,800円が半額の1,400円!安っ!

元々レモンの木があってそれは大きく育っています。
気候と土壌は相性がいいのかも知れません。
(そして近々奈良和歌山の方に行くかも知れないので・・・
最近何かと関西の方にご縁があります)
大事に育てて実をつけさせるぞっ!

 

オマケ

もう一つ、マボロシの植物で気になっているのが
サンカヨウという山野草。

透明な花サンカヨウってどんな花?見られる時期や場所、育て方までご紹介!

梅雨の時期に開花して、雨に濡れると花びらが透明になるという

本当に幻想的な花で、日本でもごく一部でしか咲かないまさに幻の花。

高地や緯度の高い涼しいところに咲く花らしい。
みてみたいなぁ。

国づくり, 植物

Posted by kyotako

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