競馬をふかぼり

生きもの

馬をみよう!

競馬の魅力をお届け

競馬ブームが再来しているようです。
今はコロナウィルスの影響で史上初の無観客レースが行われています。
ファンファーレが綺麗に響き渡るのも、ある意味では貴重なことです。
いつもはファンファーレに合わせた大観衆の歓声や手拍子でかき消されてしまうので。
GⅠ(ジーワン)とかGⅡ(ジーツー)とかGⅢ(ジースリー)
と呼ばれる位の高いレースでは特別なファンファーレが生演奏されます。
これもまた競馬の魅力の一つでもあると思います。

 

引きこもっている間の楽しみとして、競馬観覧はいかがでしょうか?
ギャンブル性や馬の美しさ、名馬の血統、ドラマ・・・
競馬にはいろんな見方、楽しみ方があって多くのファンを惹きつけています。

無観客にするのなら、ライブ配信とかやってくれればいいのに・・・と思ったら、
競馬専門の番組配信サービス「グリーンチャンネル」が今は無料らしいです。
(初月は無料であることは確認しましたがそれ以外ではどうなってるか不明)

グリーンチャンネル

ちょうど今くらいから6月の宝塚記念まで、ダービーとか天皇賞といった
春の大きなレースが毎週のように行われるのでチャンスかもしれません。

今回は私独自の切り口で競馬の魅力をご紹介したいと思います。
少しでも興味を持っていただけたら、幸いです。

週末はライブ配信で一緒に競馬観覧はいかがでしょうか?笑

 

なぜ馬が走るのか

すごくシンプルですが、これがまた深いんです。
馬が走る理由の一つは当然、肉食動物から逃げるため、ですよね。

そもそものスタートはそこで間違いありませんが、
こと、競馬となるとまた話が変わってくるんですね。

競馬の場合

でもこれは競馬とは全く話が違ってきます
肉食動物から逃げるためであれば、群れの中にいる方が生存率が高いんです。
つまり、ビリは論外としても、1位でもダメなんです。

先頭を走るってやっぱりリスクがありますもんね。

だからこそ、騎手が必要になってくるんです。

騎手の必要性

競馬の世界では馬が7割、騎手が3割と言われています。
とは言え、とは言え、

騎手って馬に乗ってるだけじゃないの?

って思う人もいるかもしれません。
そうでない理由は稀に起こるアクシデントでわかります。
時々、競馬走行中に、騎手が落馬をしてしまうことがあるのです。
カラ馬と言います。

もちろん、競馬としてその馬は失格となりますが、
40キロ近い騎手を背負わなくなった馬は、他の競争馬に比べて
最も有利なはずです。が、ほとんどのケースで
カラ馬は先頭を切ってゴールを抜けることはありません。

(稀に先頭でゴールする馬もいますがレアです)

これこそが先に述べたように、
通常、馬は群の中にいたい、ということですね。
ちゃんと騎手が追わないと、馬だけでレースをするのは難しいということですね。

ヒトの徒競走(陸上競技)と比べると

例えば、ヒトの陸上競技で考えた場合、オリンピックの100m走を考えてみましょう。

オリンピックの決勝戦ともなれば、各国のスプリンターが出揃います。
決勝の前には予選があって、準決勝があって、その中で勝ち抜いた選手が揃います。

決勝レースをGⅠレースとするならば、その前に行われている
世界選手権やオリンピック予選がGⅡやGⅢレースになります。

で、いよいよ決勝となるのですが、皆さん大体予想通りの結果になりますよね。
日本の選手が出れば、最大限で応援しますけど、

やっぱり勝つのはウサインボルトってことになります。

よほどアクシデントやトラブルがない限り、
人間のレースってほとんど荒れないんですよね。

若干の着順の差こそあれ、出場選手の中で
最も実力(成績)が低かった選手がぶっちぎりで勝っちゃう!
なんていう大どんでん返しはまず、起きません。

でも、競馬に関しては、往々にしてそれが起きるんです

誰もが予想しなかった結果になることが時折起きる。
だからギャンブルになるんですよね。

これは本当に不思議なことです。

競馬のここをみたら面白い!

パドック(Padoc)

私のオススメは「パドック(Padoc)」と言う、走る前の様子を見ることです。

様々な予想法がありますが、なんといっても、走るのは馬であり、
走る直前の状態をみないことには、

「ごめん、今日ちょっと調子悪いわ!」

ってことだってあるかもしれないですよね。
なので新聞を穴があくほど見るよりも、
まずは馬をみた方がいいと思います。

ポイントその1 馬体重


競馬って「無差別級」なんですよね!
性別やこれまでの成績での別はありますが、
体重、体格によるハンデや階級分けは一切ありません。

2020年現在、もっとも軽い競走馬は
メロディーレーンという牝馬(リンク参照)で、
体重は約340kgしかありません。パドックで見ても一回り小さい。
小柄ながらも牡馬に混じって3,000メートルの長丁場、菊花賞に
出場して5着好走するなど、実力もあり、非常に人気です。

一方、もっとも重い競走馬のデータはほとんどありませんが、
私の独自の調べではヴァンクールシルクという馬で約580kg弱あります。

サラブレッドの平均体重は大体450kg〜500kgとされています。
走る上で、「ちょっと太っちゃった(汗)」っていう馬は走れませんし
トレーニングによる筋肉の増加や体格が大きくなった分=成長分
であれば体重増加はプラス要素になりますね。
逆に体重が激減している場合は、体調不良でお腹を壊していたとか
筋肉量の低下も考えられます。

どう受け止めるかはあなた次第!ですが、
体重が増えたのに、「引き締まって見える」とか
体重が減ったのに、「一回り大きく見える」場合は好材料と言われています。

後ろ足の付け根の部分、最もくびれている場所が
キュッと引き締まっているのが良し。ポテッとしたお腹はNG。
あばらが浮いちゃっているような状態は「ガレてる」と言われてNG。

ポイントその2 排泄

馬だって生き物ですから、もよおすことは当然あります。

ここはもうさらっといきましょう。
おしっこはセーフだけど、うんち(ボロ)はNG
人間でもそうだと思いますが、
緊張しておしっこに行きたくなることはしばしばありますが、
「大の方」って緩んでる時しかでないんですよね。

ポイントその3 尻尾の付け根

尻尾の付け根が上がっていて、お尻にペターッと尻尾がついてない、
ちょっとお尻から浮いてる状態は気合が乗ってる良い傾向です。

緊張状態だと尻尾が少し浮く

緊張して力が入ると毛の付け根の部分も締まるものです。
馬の原動力は圧倒的に後ろ足にあります。
お尻にあたる部分を「トモ」と言いますが、
トモの張りが言い=後ろ足の原動力がよく発達しているということになります。

ポイントその4 踏み込みの深さ

よく観察すると、踏み込みの深い馬は
後ろ足の踏み込みが前足に当たりそうになるくらい深いです。
逆に踏み込みの浅い馬はちょこちょこ小股で歩く感じ。
馬場状態や得意不得意もありますが、一般的には踏み込みの深い方が良いとされます。

ポイントその5 気合い

気合の乗っている馬は、首を鎌首のように弓なりに曲げて
「むーーーーーん!」

と気迫のある顔をしているのがわかると思います。

気合が乗りすぎて首をブンブン振り回したり、
集中力がなくて周りをキョロキョロ見回しちゃったりするのはNG要素です。

ただ、デビューしたばかりの若い馬たちのそういう姿は逆に可愛いですし、
普段からのんびりorカリカリしていて勝つ馬もいるので、
いつもの状態とどう違うかを見極めることも重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?馬がパドックを歩いている様子を見て、
解説者の人たちが良いとか悪いとか何を見て言っているのかが
少しは見えてくるのではないでしょうか?

自分が「あ、この馬良さそう!」と思った子を
解説者も「よく見えますねぇ」と言うと、

「だよね!だよね!」

ってちょっと嬉しくなります。
よく見えた人気薄が好走すると

「ふふっ、私はわかってたよ!」

って変な満足感があったり。
ただ、重要なことは、たとえ絶好調であったとしても、
実力差で勝てないこともあるってことです。

奥が深いですねぇ〜

生きもの

Posted by kyotako

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