レトリーバー&マスチフ

犬猫

みんな大好きレトリーバー

今や世界中で大人気の犬種!

そのヒトに尽くす献身的な心、
盲導犬や介護犬など難しい仕事もこなす賢さ、
頼り甲斐のある体格。

人と犬の関係性がもっともよく見れる犬種。
それがレトリーバーではないでしょうか。

でも、いわゆる犬種紹介なら、もっともっと素晴らしく、
綺麗なまとまったサイトがたくさん存在します。

ここでは敢えて、
レトリーバー&マスチフ
というテーマで話を進めていきたいと思います。

なんで急にマスチフも入れてきた?
という部分も含めて。

ひあうぃーごー!

まずレトリーバーってなんぞ

ラブラドール、ゴールデン・・・

「レトリーバーってなんでしょう?」
って聞いたら大概の人は
「え?ラブとかゴールデンとかでしょ?」
って言ってきます。

その回答だと25点/100点ですね。
種類としての「レトリーバー」だと約6種くらいいます。
ラブラドール、ゴールデン、フラット、
カーリー、チェサピーク、ノヴァスコシア。

(後半はほとんど見たことがない犬種)
でも本質はそこではない。

レトリーバーとは「レトリーブする者」
retreave:(…を)取り戻す、回収する、救う 者という意味

ラブラドールレトリーバー

主に水鳥の猟犬として活躍した彼ら。
水面に落ちたカモや漁具、魚などを
回収する仕事をしていた犬たちのことを言います。

これでいくと、
スタンダードプードルも、
名前にこそ「レトリーバー」とは入ってないけれども、
役割としては間違いなくレトリーバーですね!

プードルはレトリーバーです。

スタンプーも立派なレトリーバーだ!

もう彼らは犬種の特性として、ものを持ち帰る能力に長けています。
何のトレーニングをしなくても、ボールを投げたら自然と追いかけて、
勝手に持って帰ってきてくれます。

文字通り、天賦の才。彼らはものを回収する、天才です。

他に水鳥を相手にする仕事なので、ほとんど吠えないとか
人の側について作業をするように長けているとか
従順であるなどの特性から、

現代では盲導犬や介護犬として活躍しているわけです。
他の犬よりも頭がいいとかではなくて、(もちろん賢さも重要ですが)
そもそもの犬種の特性が、現代の盲導や介護の
そういう仕事に向いていた、ということなんですよね。

マスチフってなんだろう?

答えに詰まる。

一方、もう一つの主役、マスチフはいかがでしょう?

レトリーバーとは?の時は
ラブ!ゴールデン!と答えが出ましたが、

ではマスチフってなんだろう?
・・・たまに耳にはするけど、
どんなって聞かれるとちょっとぼんやり。
だってなんかあんまり見かけないし・・・
なんか怖そうな、いかつい、強そう、うーん・・・

ドイツの名犬。レオンベルガー

またこれも、犬種だけで回答すると赤点くらっちゃいそうですよね!

ググりましょう!wilkipediaです!

マスティフ(英: Mastiff)ないしマスチフは、
主に番犬・闘犬として使われている犬種群である。

さまざまな国でそれぞれ別の品種として改良されている
モロシアン・タイプ(モロサス・タイプ)の犬種で、
大型で筋骨隆々の体つきをしていてとても力が強い・・・

当たらずとも遠からず。そういうタイプの犬ですね。

レトリーバーはマスチフの血を引く者

先に結論をいうパターン

古畑任三郎や名探偵コナンの手法です。
先に答えがわかって、そこから推理を重ねていくやつです。

結論から先に言うと、
レトリーバーにはマスチフの血が入っているんです。

もう百聞は一見にしかず。です。

まずはマスチフ代表としてナポリタンマスチフの顔

ナポリタンマスチフ
ナポリタンマスチフ

そして、ラブラドール、ゴールデン

ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー

骨格や体の大きさ、骨量もさることながら、
顔の作り!幅広の額、マズルの太さ、よだれ溜まり、耳のつく位置
そっくりですね。マスチフの血が入ってないわけがないんです。

古くから軍用犬、番犬、闘犬として使われてきたマスチフが、
最終的に
優しく従順で、盲導犬、介護犬に使えるようなレトリーバーに
なりました。
マスチフをレトリーバーにまで進化させたヒトと犬の歩み。
文化、歴史の「結晶」がそこにはあると思っています。

これが今回レトリーバーとマスチフを一緒に扱った理由で
これがまとめでもあります。

マスチフの血を感じる

いろんな犬種に見られるマスチフの血

この頭蓋骨の形、マズルの太さ、よだれ溜まり、
などに着目すると、いろんな犬たちにマスチフを感じます。

セントバーナード
ラブ、グレートデーン、レオンベルガー、ニューファンドランド、ゴールデン、見事にマスチフ系が揃った。

うん、(マスチフが)入ってる入ってる!

この感じ、わかっていただけましたか?

マスチフの血をさかのぼる

以前の記事 犬学のススメ
を読んでいただければわかりますが、

ラブとニューファンはもうセットだったんですね。
彼らには両方、マスチフの血が入っています。

ラブラドール
ニューファンドランド
ラブラドール
ニューファンドランド
それはもう、ピレネーで活躍した
ピレニーズの血がそうさせているんだと思います。

ピレニーズとニューファン
フランスでピレニーズを飼っていたバスク人が
ニューファンドランド島に渡り、
現地の小型の犬と掛け合わせるなどして
ラブとニューファンを作り上げた。

ざっくりいうとそんなストーリーです。

バスク人がピレネーからニューファンとラブを運んだ。

じゃあその白い大きなピレニーズはどっから来たの?
というのがこちらの記事で特集した、白い護畜用犬たち、です。

東ヨーロッパから来てるんです!やはり東!

次回はマスチフの歴史を追います!

犬猫

Posted by kyotako

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