レトリーバー&マスチフ
みんな大好きレトリーバー
今や世界中で大人気の犬種!
そのヒトに尽くす献身的な心、
盲導犬や介護犬など難しい仕事もこなす賢さ、
頼り甲斐のある体格。
人と犬の関係性がもっともよく見れる犬種。
それがレトリーバーではないでしょうか。
でも、いわゆる犬種紹介なら、もっともっと素晴らしく、
綺麗なまとまったサイトがたくさん存在します。
ここでは敢えて、
レトリーバー&マスチフ
というテーマで話を進めていきたいと思います。
なんで急にマスチフも入れてきた?
という部分も含めて。
ひあうぃーごー!
まずレトリーバーってなんぞ
ラブラドール、ゴールデン・・・
「レトリーバーってなんでしょう?」
って聞いたら大概の人は
「え?ラブとかゴールデンとかでしょ?」
って言ってきます。
その回答だと25点/100点ですね。
種類としての「レトリーバー」だと約6種くらいいます。
ラブラドール、ゴールデン、フラット、
カーリー、チェサピーク、ノヴァスコシア。
(後半はほとんど見たことがない犬種)
でも本質はそこではない。
レトリーバーとは「レトリーブする者」
retreave:(…を)取り戻す、回収する、救う 者という意味
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/-e1581293718304.jpg)
主に水鳥の猟犬として活躍した彼ら。
水面に落ちたカモや漁具、魚などを
回収する仕事をしていた犬たちのことを言います。
これでいくと、
スタンダードプードルも、
名前にこそ「レトリーバー」とは入ってないけれども、
役割としては間違いなくレトリーバーですね!
プードルはレトリーバーです。
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_4973-e1581951142518.jpg)
もう彼らは犬種の特性として、ものを持ち帰る能力に長けています。
何のトレーニングをしなくても、ボールを投げたら自然と追いかけて、
勝手に持って帰ってきてくれます。
文字通り、天賦の才。彼らはものを回収する、天才です。
他に水鳥を相手にする仕事なので、ほとんど吠えないとか
人の側について作業をするように長けているとか
従順であるなどの特性から、
現代では盲導犬や介護犬として活躍しているわけです。
他の犬よりも頭がいいとかではなくて、(もちろん賢さも重要ですが)
そもそもの犬種の特性が、現代の盲導や介護の
そういう仕事に向いていた、ということなんですよね。
マスチフってなんだろう?
答えに詰まる。
一方、もう一つの主役、マスチフはいかがでしょう?
レトリーバーとは?の時は
ラブ!ゴールデン!と答えが出ましたが、
ではマスチフってなんだろう?
・・・たまに耳にはするけど、
どんなって聞かれるとちょっとぼんやり。
だってなんかあんまり見かけないし・・・
なんか怖そうな、いかつい、強そう、うーん・・・
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_9335-scaled-e1581939193693.jpg)
またこれも、犬種だけで回答すると赤点くらっちゃいそうですよね!
ググりましょう!wilkipediaです!
主に番犬・闘犬として使われている犬種群である。
さまざまな国でそれぞれ別の品種として改良されている
モロシアン・タイプ(モロサス・タイプ)の犬種で、
大型で筋骨隆々の体つきをしていてとても力が強い・・・
当たらずとも遠からず。そういうタイプの犬ですね。
レトリーバーはマスチフの血を引く者
先に結論をいうパターン
古畑任三郎や名探偵コナンの手法です。
先に答えがわかって、そこから推理を重ねていくやつです。
結論から先に言うと、
レトリーバーにはマスチフの血が入っているんです。
もう百聞は一見にしかず。です。
まずはマスチフ代表としてナポリタンマスチフの顔
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_8889-e1581940442974.jpg)
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_2627-scaled-e1581944847800.jpg)
そして、ラブラドール、ゴールデン
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_3442-scaled-e1581944797838.jpg)
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_4312-scaled-e1581945846759.jpg)
骨格や体の大きさ、骨量もさることながら、
顔の作り!幅広の額、マズルの太さ、よだれ溜まり、耳のつく位置
そっくりですね。マスチフの血が入ってないわけがないんです。
最終的に
優しく従順で、盲導犬、介護犬に使えるようなレトリーバーに
なりました。
マスチフをレトリーバーにまで進化させたヒトと犬の歩み。
文化、歴史の「結晶」がそこにはあると思っています。
これが今回レトリーバーとマスチフを一緒に扱った理由で
これがまとめでもあります。
マスチフの血を感じる
いろんな犬種に見られるマスチフの血
この頭蓋骨の形、マズルの太さ、よだれ溜まり、
などに着目すると、いろんな犬たちにマスチフを感じます。
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_36301-scaled-e1581945707686.jpg)
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_4398-scaled-e1581954777559.jpg)
うん、(マスチフが)入ってる入ってる!
この感じ、わかっていただけましたか?
マスチフの血をさかのぼる
以前の記事 犬学のススメ
を読んでいただければわかりますが、
ラブとニューファンはもうセットだったんですね。
彼らには両方、マスチフの血が入っています。
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_1236-e1581953039734.jpg)
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_1525-e1581953157406.jpg)
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_1580-e1581953342362.jpg)
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_1454-e1581953378211.jpg)
ピレニーズの血がそうさせているんだと思います。
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_3486-scaled-e1581955328585.jpg)
ニューファンドランド島に渡り、
現地の小型の犬と掛け合わせるなどして
ラブとニューファンを作り上げた。
ざっくりいうとそんなストーリーです。
![](https://dogcatplant.com/wp-content/uploads/2020/02/-2020-02-18-0.59.06-e1581955195359.png)
じゃあその白い大きなピレニーズはどっから来たの?
というのがこちらの記事で特集した、白い護畜用犬たち、です。
東ヨーロッパから来てるんです!やはり東!
次回はマスチフの歴史を追います!