高齢者と運動ゲーム
認知機能低下対策、運動機能低下対策にゲーム
2023年は記録的な猛暑となりました。連日35度近くまで気温が上がり、真夏日観測地点の数の更新や熱中症のニュースが絶えません。地球温暖化、ではなくて、地球沸騰化だ!と言われるのが体感できる夏になりました。
そんななか、うちの両親は70歳半ばに差し掛かり、毎日エアコンと扇風機に囲まれてテレビを見ながらゴロゴロ・・・。夏バテならぬ、冷えバテもあいまって、動かない、食欲ない、ゴロゴロする、の悪循環。ソファーに寝っころがってテレビをボケーっと見ていたらそりゃ本当にボケてくるのも時間の問題。
とはいえ、この暑さの中、何ができるのか。
屋内でラジオ体操でもやりなさい、と言ったものの
楽しいわけでもないし、長続きしそうにありません。
負のスパイラルを脱却する一手として思いついたのが、運動ゲームです。
ということで、今回は高齢者に運動ゲームが有効か、実体験を含めてお話しします。
運動ゲームとは
人気の俳優さんがCMしていたりしてご覧になった記憶もあるかと思います。TVに向かって専用の機器をもち、体を動かすと映像と連動して様々なスポーツやゲームが楽しめるものです。
任天堂から出ているWiifit(ウィーフィット)とか聞いたことありますよね。
ところが、です。ゲームに疎くて知らなかったのですが、
2023年3月28日午前9時をもちまして、ニンテンドー3DSシリーズおよびWii Uの「ニンテンドーeショップ」での販売を終了いたしました。(2023年3月28日更新)
つい先日、Wii(の後継機、WiiU)は販売を終了していました。なんということでしょう。数年前、新型コロナウィルス感染拡大で外出自粛要請が出てゲーム需要が急増し、入手困難と言われていたのに、、、
在宅生活の友「Wii」人気再燃 中古価格が急上昇(2020年5月日本経済新聞)
任天堂、「スイッチ」爆売れでも喜べない事情(2020年4月東洋経済オンライン)
WiiはもうないけどSwitchはある
いろんな事情があるにせよ、Wiiは終わりました。でも、任天堂にはもう一つ、NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)というのがあります。
これもまたテレビに繋いでスティックを振って遊ぶゲームがあるんです。どうやら任天堂はWiiをやめ、Switchに一本化してきたようですね。
最新のやつはリングフィットネスがありますね。
これはソフトにリングがセットで付いてくるんですって!別売を買い忘れたりする心配はありません。
そうそう、これこれ!ってやつ。高齢の両親にやってもらうのが目的なのでWiiでもSwitchでもなんでもいいんです。
ちなみに、2023年8月現在、「Switch」と「Switch(有機ELモデル)」と「Switch lite」の三種類がありますが、テレビに繋いで遊ぶなら「Switch」一択です。ご注意を。
やってみた
今回買ったのはこちら。
ネットでも買えるんですが店員さんと話をして間違いのないようにしました。久しぶりに電器屋さんに行きましたね。
早速繋いでみました。遊ぶにはニンテンドーアカウントに新規登録する必要があります。この辺りは詳しい人、若い人のサポートが必須かと思います。
アバターを作ったり、ゲームのチュートリアル(遊び方の説明、練習)も詳しい人についてもらって適宜飛ばすようにしてください。高齢者のペースで進めると、それだけで何時間、下手すりゃ数日かかってしまい、「もういいや・・・」ってなってしまって気力体力が持ちません。

慣れてくると
なんとボーリングで267というありえないほどの高スコアを叩き出す。びっくり。
高齢者連れてボーリングに行くとなったら、送迎からシューズのレンタル、ボールのチョイス、などなど、時間も労力もコストもバカになりません。お手軽に楽しめて体が動かせるならそれに越したことはないですよね。ゲーム&ソフトもそれなりの値段しますけど同等のことをやると考えればコスパは抜群に良いです。何より体を動かすきっかけにもなりますので。
ということで結論としては一定の効果があります!高齢者にゲームセラピーは有効。です。