ヴォルガの交配

犬猫

犬の交配について

ヴォルガ結婚します

我が愛犬、ヴォルガを迎えて2年。
迎える前からずっと考えていました。犬の交配。

もちろん、ムツゴロウ動物王国時代には、何度も交配や出産に立ち会い、その後勤めたショップでは生後2ヶ月からの幼齢犬猫をたくさん面倒見てきました。

面倒みた犬猫の頭数だけでいうと数千頭になるかと思います。

ただ、私個人として飼う犬に子を産ませるのはこれまで一度もありませんでした。

だから、初挑戦になります。

情報開示の時代

昔に比べてだいぶ減りましたが、犬猫の殺処分は社会的課題となっています。

簡単に犬猫を繁殖させて不幸な犬猫が出ないよう、考えていく必要があるでしょう。安易な繁殖はオススメできません。命を預かると言う覚悟をもって望むべきです。

その難しさ、リスク、大変さ、を含めて知ってもらいたくて、広めたくて、こうしてブログにしています。これから、妊娠、出産、育児と続きますが、できるだけオープンにしていくつもりです。

ヴォルガの交配の様子をライブ配信しました。(インスタグラム)

 

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今いるブリーダーも、こうやって情報開示をしていくべきだと思っています。どういう考えで、どういう環境で、どういう育て方をして来たか、を知った上で子犬子猫を迎える、というのがスタンダードになればいいなと思います。そうなれば情報開示するブリーダーに信用が集まり、いわゆるパピーミル(子犬工場)も減っていくと思います。

オークション(出荷)に合わせた誕生日の調整や、血統書、出産頭数の改ざん、信じられないかもしれませんが、そういうったことが普通に行われているんです。

そういったことも情報開示で解決していくようになります。

出産予定は交配から約63日後です。

 

動物取扱業

と言うことで、「動物取扱業」です。

いきなり問題提起になってしまいますが、この法律はあくまでも「業(なりわい)」に対しての法律なので、交配料や生まれた子犬子猫の譲渡を無償でやる場合には法律違反にはなりません。

タダなら、「なりわい」じゃないので登録などの申請、資格などは不要、ということです。なんてこと。なんかいくらでも抜け道がありそうな気がするんですけど。。。

 

私の場合、これを生業にして儲けて行こうとは考えていませんが、それなりの経費とリスクとかかっているのでせめて経費分くらいはいただけたらと考えております。

気を取り直して

第一種動物取扱業者の規制(環境省のページ)

詳しい説明は割愛しますが、この法律は数年に一度のペースで更新されています。今年の6月から資格が必要になったのと、飼育スペースの広さの規制、いわゆる数値規制が新たに加わりました。

資格

動物取扱業を取得するためには動物取扱責任者が必要です。動物取扱責任者になれるのは、実務経験があって、獣医さんや動物看護師などの資格を持つ人です。

「実務経験(又は飼養経験)があり、かつ、営もうとする動物取扱業の種別に係る知識及び技術について1年間以上教育する学校その他の教育機関を卒業していること」

が必要になります。「実務経験」と「資格」ですね。

私の場合、実務経験は前職のショップの店長に一筆したためてもらったのと、昨年、愛玩動物飼養管理士の資格をGETしましたので、それで申請しました。

数値規制

6月に動物愛護法が改正され、繁殖する場所の大きさ(数値規制)が新たに設けられました。犬猫の大きさに対して、ある程度のスペースが確保できるゲージや運動場が必要となると言うことです。

うちの場合、家の中で放し飼いなので、リビングや和室などの「部屋」がゲージとみなされると言われました。また、生まれる子犬の頭数分、それも確保できなければなりません。

でも、何頭生まれるかわからないじゃないですか?

「予想では何頭くらいですか?」
「4頭か5頭くらいですかねぇ」
「じゃあ5ってことにしましょう」

担当者はパチパチと電卓を叩く。
5頭分の数値規制に見合う広さを計算しているのだ。

え、、じゃあ7頭とか8頭とかもし、生まれちゃったら?
その分のスペースを確保できなかったら??

どうしろっていうんだろう。子犬を分けろとでも??

断っておくが、担当者が悪いわけじゃない。法律がこういうおかしな状況を生み出しているのだ。。。

様々な法律、疑問、問題と向き合いながら、これからも他の動物(犬猫たち)との共生とは何かを考え、発信していきたい。

 

 

 

 

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Posted by kyotako

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