エッセイ
ムツゴロウ動物王国と私
動物王国のような場所を作るべく、活動と発信をしています。
動物王国をふかぼり
ちゃんと形になるものを残していこうと思いまして、こっそり?練習しています。
小学校の卒業文集に、尊敬する人として「畑正憲」と書いたのは今でも自分を褒めたいと思っています。
私と同じ世代なら当時絶大な人気を誇ったテレビ番組
「ムツゴロウと愉快な仲間たち」
を見て、
「動物王国に行きたい」「働いてみたい」
と思った人も多かったと思います。
私もその多くの子供の中の一人でした。
そんな時、ふと、家の本棚に一冊の本を見かけたんです。
「ムツゴロウの放浪記」
え?ムツゴロウさんって本も書くんだ。そう思いました。
今でも動物学者とか言われたりしますが、ご本人はあくまでも作家と仰ってます。
衝撃を受けました。
畑正憲という人の生き方、才能、人生観、苦悩、いろんなものが詰まっていました。
何よりも文章が読みやすくて面白い。
ただの動物好きの変なおじさんじゃなかった。
今での人生のバイブルだと思っています。
その後、古本屋を巡って巡ってとりつかれたように文春文庫のムツゴロウシリーズを読み漁りました。
ムツゴロウさんの天才っぷりに脅威を覚えながらも、
自分はまだ中学生、追いつける可能性がある、なんて思い上がりもありました。
それがあってから頑張って学校の勉強をし始めたのもあると思います。
そして、いつか、獣医になれば夢の動物王国に入れるかもしれない、と思い始めたのです。