死ぬこと以外かすり傷

国づくり, 書評

内容より先にタイトルが売れてる驚異の本

読んだことがなくても、タイトルは聞いたことある!って人が多い

これも著者、箕輪厚介の戦略のうちかもしれない。
と思ってしまうくらい、頭のいい、バカだ。この人は。

箕輪厚介、堀江貴文、西野亮廣、前田祐二・・・
これからの時代を作っていくのは 「頭のいいバカ」 だとおもう。

共通ワードは 「熱狂」 だ。
彼らは自分がやりたいことに「熱狂」し、陶酔している。

ちょっと前なら「ただの自己満足じゃん!」で片付けられていただろう。
でも、そんな外野の野次など全く意に介さず、彼らは走り続けている。

多分、そこに誰かが付いてくるだろう、という計算はないはずだ。
周りが勝手について来た、というのが正しいと思う。

彼らを非難し、足を引っ張り、
走るのをなんとか止めようとする人たちが
たくさんいたはずだ。

まるでラグビーかアメフトのように、
「アンチ」が次々タックルを仕掛け彼らを止めようとしても、
それをかわし、振り切って、ボールという夢を抱えて
彼らは前に走り続ける。

そう、全くスポ根アニメと変わらないのだ。

実は妨害があればあるほど、ファンが燃える。
いいぞ!振り切れ!まけるな!

見事タックルを振り切って拳を上げた彼らの姿にまたファンは熱狂する。
歓声をあげる声まで聞こえてきそうだ。

彼らにとってはアンチも都合のいい「盛り上げ役」でしかない。

この本を買う人は本の中身を知っている

なぜ買うのか。「確認」するだけ。

この本を買った人の大半は、彼のことをある程度知っている。
歯に絹きせぬ発言。
常識を覆す行動。
テレビでもたまにコメンテーターで拝見するようになって
どういう考えでどういうことを言う人なのかわかっているんだ。

だよね!そうだよね!と確認するために、本を買うのだ。
全く新しい情報はあまり、ない。(全くとは言わない)

ここにも、彼の言う本質がある。
「価値のあるもの」ではなく、
「意味のあるもの」がこれからは売れていくと。

情報そのものは毎日の発信で大体わかっている。
その情報の価値はもう本には残っていない。

でも、箕輪が書いたこの本を買った、持っている、
ということにこそ、意味がある。だから買うのだ。

読んでみればわかる。いや、皆さんもわかっているはずだ。
確認のために、買うのだ。

元気がもらえる本。じぶんも熱狂したい!

熱狂を作っていくのだ!

まさにこのタイトル通り、悩んだり、どうしようかと考える前に
まずは行動することだ。それ以外に価値はない。

私はいつも、考えすぎる。
そしてよく道を間違える。
迷うたびに、自分に聞いてみるんだ。
「本当にそれはお前がやりたいことなのか?」と。

じぶんのやりたいことを、とことん。だ。それしかない。

国づくり, 書評

Posted by kyotako

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