オタク万歳

国づくり, 書評

歩みを止めない

時に立ち止まることも必要だけども

丹波篠山移住計画は中止になり、方向転換を余儀なくされましたが
動物王国を作りたい夢や活動を諦めたわけではありません。

既にいくつかの道を見出し、進むべき方向を探しているところです。
方向が定まればきちんとまた報告させていただこうと思います。

まずはムツさんのYouTube最新号

ご覧になられている方、ファンの皆さんでぜひシェアをして
拡散していただけると有難いと思います。

農と猟

丹波篠山研修に行ってから、ますます農業に対しての興味が尽きません。
同時に、農業と動物は合わせて行っていく必要性を日に日に強く感じています。

農作物の被害を目の当たりにして、
害獣とされる動物たちといかに共生して行くかを
考えさせられるようにもなりました。

農と猟ですね。

狩猟と聞くといきものの命を奪う野蛮なものとか、
殺すなんてかわいそう!とか思われがち。
しかし、最前線にいる人たちだからこそ、
どう共存すべきかを日々考えさせられています。

好きでいきものを殺したい人などいない(と信じている)
でも農家さんは農地が荒らされては生活にも困る。
私たちはそれら(野菜)を買って食べて恩恵を受けている。

都合の悪いところは自分の目の届かないところで
誰かがいいように処理してくれればいい

これを許しているのが今の日本の社会のありようです。
だから被害も影響もない、テレビやネットで見ているだけの人が
最も無責任な発言をしている傾向がある。

私もこれから「当事者」になって命と向き合うようにしていきたい。

狩猟免許試験・予備講習会

目に見えないもの

とてもわかりやすい教科書のような本

土の中の微生物叢バランスが良いと
いい食物連鎖ピラミッドが形成されて良い作物が取れる。

これはまぎれもない事実。

しかし。

私たちの目にはそれをみることはできない。

見えないことをいいことに、効果があるのかないのか
よくわからない怪しいものも出回るようになってくる。
健康食品なんかも同じ。

見えないからね。わからないんですよ。

見えるようにすることができればいいんですけどね。

例えば、土をぐわっととって、なんかの機械に入れたら
微生物の数とかバランスが表とかグラフでパッと
表示されたらわかりやすいですよね。

でもそんな技術はまだありません。

他にも「見る」方法があります。

食物連鎖はピラミッドですから、
最下層のバランスが悪いと頂点は不安定でぐらつきます。

逆に頂点が安定しているということは
地盤がしっかりしているという証にもなります。

食物連鎖の頂点に当たる猛禽類が多く安定して存在している森は
いい森だということが言えます。

このように直接ではなくとも、よく観察することで
間接的に「見る」技術を磨くことはできると思いました。

今年最後の稲刈り

アサザ基金さん企画の稲刈りイベントに参加して来ました。
今年最後になる稲刈りです。

before

after

今回で三度目になる稲刈り体験ですが、
稲以上に「体験」や「収穫」が多いイベントになりました。

得られたもの(インプット)が多すぎてとてもまとまらないので
写真と動画を全部まとめてアップして見ました

アサザ基金の皆さんは私以上に生物オタクなので
話がマニアックでめちゃくちゃ面白いです。

 

・コナラの巨木が倒れていました

コナラでここまでの大きさになるのは珍しい。
倒れる前から中に亀裂が入っていて既に老木。
倒れるべくして倒れたのかもしれません。
斜面に立っていたこの木がなくなったことで、
新たに陽がさす場所ができ、そこにまた新しい芽が出て。。。
世代交代なんだろうなぁと思いました。

・生態系

貴重なアカガエル。これがいる田んぼはいい田んぼ。
ゲンゴロウやマツモムシなど水生生物がたくさんいました。

苗を植えただけの田んぼなので、ご覧のように
水草やら雑草やらもいっぱい生えているし、
水質や水深もグラデーションのように変わっています。

これが、ほんっっとに大事なところで。

浅いところは水温も高くなる一方で干上がるリスクがあり、
深いところは干上がるリスクは少ないけど水温は低め。

いろんな環境が豊かな生態系を築くんだなぁと実感できます。

今回最大の収穫はメダカを見つけたこと、だそうです。

・ザリガニの存在
こんなに池、沼の感じがあるのに、この田んぼは
水が腐ったような、ヘドロの匂いが全くしなかったんですね。

ザリガニを飼った経験がある人ならわかると思います。
あの、匂いです。それが全くしなかったんです。

思えば、この田んぼには一匹もザリガニがいなかったんです。

ザリガニが好む環境が臭い匂いを発する のか
ザリガニが臭い匂いを発している のか

どちらかはわかりませんが
ザリガニの有無が一つの目安になっているのは間違いないようです。

・放置すればいいというものでもない
この田んぼは植えてから収穫までほとんど手入れなく
収穫に至りましたが、古民家前の畑は雑草に覆われて
作物がほとんど育っていませんでした。自然消滅的な。

全く放置していればいいという問題でもないんですよね。

竹林も放置するとどんどん増えて他の森林を侵します。
森林も適度にヒトが手入れをすることで健全さが保たれるところもある。

このバランス。

一つ一つの話がとても深い。面白い。書ききれない。

 

国づくり, 書評

Posted by kyotako

1つ星 (2 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...