ゆかいクラブとオンラインサロン
オンラインサロンって?
ホリエモンや幻冬舎の箕輪厚介さん、
お笑いでは西野亮廣さんや中田敦彦さん、カンニングの竹山さんなど
最近どんどん増えつつある、「オンラインサロン」
名前だけ一人歩きして、なんだかちょっと難しそうな。
時代の先を行くようなイメージですが。
サロンとはそもそも「社交界」のこと。
サロン(wikipediaより)
フランス語で宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界をサロンと呼んだ。主人が、文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しんだ
中世の時代から存在していたものなんですね。
ゆかいクラブ
昔はムツゴロウ動物王国では
「ゆかいクラブ」という年会費制の「ファンクラブ」がありました(よね!)。
会員にしかないツアー特典や、会員に毎月配布される会報誌「LOOP」がありました。
動物王国に限らず、今でも
人気のアーティストや芸能人、アイドルに「ファンクラブ」はつきもの。
これもある種「サロン」の一つの形と言えると思います。
インターネット博覧会(インパク)
2000年に「インターネット博覧会」通称「インパク」が開催されました。
詳細は割愛させていただきますが、
このタイミングでムツゴロウ動物王国も「IT化」が進みました。
(それでご縁があって、私も王国の仲間入りできたのです)
当時「井戸端会議」と名付けられた「掲示板(BBS)」で
全国の動物王国ファン同士がコミュニケーションを取れるようになりました。
BBSとかチャットとか流行りましたよね!
参加していた人たちは
「動物王国が好き!」という唯一の共通点だけで
住所・性別・年齢・職業・立場、、、全てが違いました。
これまで、「動物王国ーファン」の1本しかなかった線が、
ファン同士が繋がることで、蜘蛛の巣のようなネットワークが
広がるようになったのです。
これが、ただのファンクラブにとどまらない、
サロンとしての醍醐味でもあります。
今思えば、これこそが、オンラインサロンの原型だったのですね。
「オンラインサロン?何それ?」と訝しんでいる人もいるかもしれませんが、
ずっと前からオンラインサロンは存在していたのです。
今ではチケットやグッズの販売、抽選もオンライン化しましたし、
会報誌の郵送はもう時代遅れ。
オンラインでの配信(古くはメールマガジン)、
非公開グループでの記事が主流になりました。
ネット上(オンライン)のサロンだからそのまま、「オンラインサロン」ですね。
個人が思うオンラインサロンの評価(良し悪し)や有料・無料に寄らず、
こういった共通項を持った人たちのグループはどんどん増えてくると思います。
丹波篠山視察ツアーの起点
今回、私の夢、「いきものとの共生を考える場」を作るにあたり、
丹波篠山市が候補として上がってきたのは、知人からの情報が起点です。
動物王国、ゆかいクラブでがあったのはもう20年も前のこと。
その、核ともいうべき動物王国も昔とは大きく姿を変えてしまいました。
昨年には浜中の動物王国は解体され、ファン向けの宿泊施設もなくなりました。
浜中の母屋 (ムツゴロウ動物王国オフィシャルサイトブログより)
にも関わらず、ヒトとヒトとの繋がりは、形こそ変えても、
なくならずに存在している。
というのがすごいことじゃありませんか?
呼称はどうあれ、これからの時代は人とのコミュニティ、
繋がりが必須になってくることは間違いないと思っています。