西野さんの絵本をふかぼり。

2020年7月6日書評

絵本作家西野亮廣

プペルイヤー

西野さんこと、キングコング西野亮廣さんは絵本作家としても知られています。

作品の一つでもある絵本「えんとつ町のプペル」は
今年１月に舞台化され、年末には映画化も予定されており、
さらにはブロードウェイでのミュージカル（！）まで計画されています。
コロナの影響で今は延期されていますが、９月にやる予定だったんですよね。

絵本「えんとつ町のプペル」は
映画「えんとつ町のプペル」の
宣伝のためのチラシ的な存在である、
と西野さんはブログで語っていました。

あくまでも映画がメインで、スピンオフとして絵本にしたものを
先に宣伝として公表した。そういう位置付けのようです。

全国各地でプペルのVR体験イベントが開催されたり、
プペルにラッピングされた自動販売機やバスが登場したりと

普通の絵本では考えられない展開とスピードで様々なプロジェクトが進められています。

絵本の秘密

プペルだけじゃない！絵本シリーズ

西野さんが描く絵本、実はプペルだけではありません。
これまでに６作品が発表されていて、新しい作品も出てくる予定です。
発表された順に見ていきますと、

１.Dr.インクの星空キネマ

2.ジップ&キャンディ―ロボットたちのクリスマス

３.オルゴールワールド

4.えんとつ町のプペル

5.ほんやのポンチョ

6.【Amazon.co.jp限定カバー】チックタック 約束の時計台

ここまでが既に発表されている作品で、
次作品は現在予約販売中となっています。

7.『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~(仮)』

さらにさらに

こちらのブログには、
次々回作の絵本『ブルーノと魔法のバス』の脚本(初稿)を書き上げ・・・
とありますし、（８作品目？）

こちらのブログでは
未発表作品『夢幻鉄道』について書かれています。（９作品目？）
第一弾はあの蜷川実花さんとコラボすると書かれています。

（本文中に「本気でナイショですが」って書いてあるのにもう公表しちゃってる・・・）

ん？第一弾？

第二弾は自分が監督をすると書いています。

え？複数「弾」があるの？？（謎）

そして主題歌が先に発表されていて
いろんな人がこれをカバーして歌っているんですね。

絵本が全て繋がっている・・・？！

ここまでですと、あぁ、たくさん絵本書いてるのね、すごいね。
で終わってしまうのですが、本題はここから。

これまで西野さんが描いてきた絵本は
それぞれ独立しても楽しめる内容になっているのですが、

どうも、全部繋がっている、一つの物語になっているらしいのです。

最後にご紹介した、次回作、
『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~(仮)』のページより

絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』は、映画『えんとつ町のプペル』から3年後の「えんとつ町」の物語。

3年前に町が大きく変わり、職を失い、しぶしぶ見世物小屋「天才万博」で働くことになった醜いモンスター『マルコ』は、そこで一人の少女と出会い、決して許されない恋に落ちます。

なるほど。プペルのその後、ってことですね。
そして先にご紹介した『夢幻鉄道』の歌、歌詞の一部を見ると

時計を忘れたキミが
この先ずっとそのままで
ボクだけ変ってくなんて
ほんと悪い冗談だ
いつも遅刻してくるキミに
怒ってたあの頃のように
待ち合わせなんて　できないんだから

読んだ人はわかると思いますが、これは６作品目、
『チックタック 約束の時計台』の内容っぽいんです。

改めて絵本を見てみると、
一番最初の作品、Dr.インクの星空キネマに出てきた話が
えんとつ町のプペルやチックタック 約束の時計台に出てきていたりして・・・

 

これ、、絵本が全部繋がっているんだ？！

え？どこから？いつから？
最初の作品を出した時からこの展開が決まっていたってこと？

それって、、、スターウォーズみたいじゃん！
（スターウォーズ、私も好きです、リスペクトしてます）

このように、既に明らかになっているのも含めて
まだまだ回収していない伏線が数多くあるはず！
ということです。

さらに、

映画『えんとつ町のプペル』に隠された『通貨』の謎！
こちらのブログに書かれているように、作品の内容は
実は歴史にも深い関わりがある内容にもなっていて、

結論としては

これは、、、大人が読んでも面白い絵本になっているぞ・・・？

ということです。

実はこれまで西野さんの絵本はあまり持っていなかったのですが、
これを知ってからちょっと伏線を探して考察してみたくなってきました。

絵本、ちょっと読みたい！

ワンピースとかジョジョとか、
有名漫画作品の伏線考察動画を好きでよく見ています。あんな感じです。