ペットを守るセミナーに行ってきた
犬を飼うのに何が必要か
ペットを守るセミナーに行ってきました
約30人が出席して、zoomでの参加とYoutubeライブでも配信されました。
その場にいなくても参加できるってすごいですよね。
便利な世の中になりました。
第一部は台風での「ペットとの避難」を考える内容でした。
もっとも印象的だったのはたくさんの人が参加していたのに、
ペットを連れて避難所に避難した人はいなかった
ということでした。
良くも悪くも、行政にできることには限界があることを
飼い主は知っていて、あまりアテにしていないということです。
つまりは「自助」ですね。
第二部は
ペットを飼う人には結構ためになる内容が
多かったのではないかと思いました。
個人的に印象的だったこと、思ったことをピックアップ
QOD
(動画での1:25:40くらい)
QOL(クオリティーオブライフ=生活の質)はよく聞きましたが、
ペットのQOD(クオリティーオブデス=死の質)という単語は初めて聞きました。
人間においても「尊厳死」という言葉がありますが、
ペットをどう、死なせてあげるか、どうやってお別れするかの質。
考えたくないですけど、いつかは必ずやってくること。
ここを考えるというのは大切だなーと思いました。
いい獣医さんの選び方
(動画での1:32:21くらい)
獣医さんとの相性大事。人によって違うんですよね。
また、セカンドオピニオンをもらうためにも
複数の動物病院を持っておくというのも非常に大事なことですね。
緩和ケア、ターミナルケア
(動画での1:32:21くらい)
初めてこのワードを聞く方もいらっしゃるかもしれません。
緩和ケア
対症療法を主とした医療行為。
ターミナルケア
死を前にした終末期の医療や看護
人間の世界ではあることですが、もはやペットは家族の時代。
病気を受け入れること。
人の医療よりもペット医療の方が需要は高いと思いました。
獣医さん?カウンセラー?
この江本先生とお話ししたことがありますが、
往診した時に実際に治療する時間は1割〜2割で
8割以上が、飼い主さんとのお話だそうです。
それだけ、ゆっくり獣医さんとお話しする機会って
少ないんだなーと思いました。
そして、聞いてる感じからすると、もう、カウンセラーなんですよね。
たとえ獣医さんといえども、
病気を治す技術さえ高ければいいってわけじゃない。
ペット火葬のお仕事も同じでした。
飼い主さんと寄り添える心のある人でないと
務まらないお仕事なんですよね。
平均寿命
(動画での1:44:22くらい)
獣医学も人間の医療と同じように日進月歩。
人間の平均寿命だって毎年更新されているのですから、
ペットだって更新されて当然ですよねー細かい話ですけど。
昔7歳くらいからシニアって言われていましたが、
今は全然!まだまだ!って感じですよね。
シニア用の用品やフードに早めに切り替えさせたり、
意識させるための作戦的啓蒙もあったんだと思います。
高齢者✖︎高齢ペット
(動画での1:56:08くらい)
この動画とはちょっと話が変わりますが、以前、
田舎の施設を使ったプロジェクトの話をされている方がいて、
「こんな風にしたら絶対面白いと思う!」
という話を熱く語られていたのですが、
「それって若くて体力のある人たち「だけ」が楽しめる設計だよなぁ」
と思ったんです。
町の施設を使って、町おこしとかを考えるなら、
そこに住む「高齢者」や「身体障害者」「ペットを飼う人」など、
いわゆる、「弱者」をお客さんとして見込んでないように思えたんです。
実際はどうかわからないですよ?
配慮も考えていたのかもしれません。
でも、そう思わせてしまうことって不利だなぁーって思いました。
ペット事業も同じで、
ペットのことは考えているけど、高齢者のことはあんまり考えてなかった。
となってはせっかく応援してくれる人もがっかりしてしまいますね。
気をつけよう。
ペットに遺産を、お金を遺せるか
後半は司法書士の方も含めてのディスカッション。
ポイントはたった一つ。
ペットにどうやってお金(遺産)を遺せるか
犬猫=モノである日本の現状の法律では、
犬猫に遺産を残すことはできません。
信用できる誰か(人間)にお金を遺して、
その人が遺された犬猫を面倒見る。
どこまで、どのクオリティが「ちゃんと」面倒を見ることになるのか、
どこまでが、遺された子にお金が使われたことになるのか、
判断基準も曖昧で、ましてや自分が亡くなった後に
それを裁判をおこしてまで争うような人が果たしているのか。
現状は「難しい」
勉強しよう!