ネコ好きですか?

国づくり, 犬猫

ネコの話いろいろ

ネコ話会したいですねー

昔、東京はあきる野に東京ムツゴロウ動物王国があった時。
今から約15年くらい前のことです。

私がいたのは「石川百友坊(イシカワヒャクユウボウ)」というエリアで
高い柵に囲まれた広いエリアに、犬猫が100匹くらい自由に暮らす空間でした。

私はそこで、ひょんなことから、いつの間にか、
「キャットトレーナー」と呼ばれるようになりました。

犬のトレーナーさんはよく聞きますよね。
動物の専門学校でも「ドッグトレーナー科」ってのはあります。
けどネコのトレーナーは(今でこそ学校の中にもあるようですが)
15年前の当初、ほぼ誰もいませんでした。

キャットトレーナーと呼ばれるようになったわけ

きっかけは、ご飯

最初はご飯の時に猫を集めるところから始まりました。
猫たちも柵の中で(40頭くらい)放し飼いなので、
ご飯の時、全員が集まらない時もあります。

ちゃんとご飯を食べてくれないとということと
点呼(安全確認)も含めてネコを呼んでたんです。

きんのすけ〜!

シロップ〜!

すると、集まる集まる。

そのうち、平日の日中に珍しくお客さんが集まった時に
ネコを呼んで集めるようになりました。

それを見ていたスタッフの一人が、いたずら心で
その途中に障害物を置くようになったのです。

前こんなのあったっけ?

キャットアジリティ

当時はまだ珍しかった

今でこそネコブームでネコを飼う人が増えましたが、
当時はまだまだメジャーではなく、
「ネコが言う事を聞くなんて?!」
と考えている人がほとんどだったので、
ネコを集めて障害物を超える様子は珍しく、ショーになりました。

単純に飛び越える姿もしなやかでネコらしく美しいし

尾で上手にバランスをとる生態もうかがえる

そのうち、アジリティにも次々とバリエーションが増えて行きましたが
ネコたちは新しいアジリティが加わるたびに、
余裕しゃくしゃくでクリアしていきました。

涼しい顔で細い一本橋を歩くネコに皆感嘆し

こんなコンビネーション技まで登場したりして。

ご存知の通り、ネコは犬と違ってマイペースな動物。
「強制」が難しい動物で、やる気がない時は、
いくら言っても言うことを聞きません。
なので、強制的に支配してショーをさせることはできません。

当日、その日、やる気のある奴だけが集まって、ショーになるんです。

毎回おやつ目当てで登場し、
アジリティをスピーディーにこなす「いやしい」子はスターになりました。

シロップ。ネコアジリティのエースだった
するすると体をひねって進むスラロームは傑作
教えた子は人の胸や肩にも乗ってくるようになり

時にお客さんの肩から肩へ乗り移り、
ワニの背を渡る「因幡の白兎」のようなショーも。

様々な姿を見せる個性豊かなネコたち

毎日飽きないネコたちの自由な生態

周りからも言われるようになり、自称キャットトレーナーとか
言っていましたけど、むしろいろいろ教えてもらったのは私の方でした。

よくネコは水が嫌いと言われていますが、
動物王国にいたコジローというネコはなんと、
自ら池に飛び込んで脱走し、戻ってきていました。

朝帰り。水も滴るいい男?いやいや、これはさすがにNGでしょ!
昆虫は格好のおもちゃ
でっかい芋虫
時に哲学者の顔
異種動物との交流もへっちゃら

おやつを取られて不満気
「文句ある?」「あ、いえ、すんません」

その後はショップでも

ネコの魅力満載のお店に

王国から卒業した後ショップでもネコのトレーニングは活きて

ネコたちの魅力を存分に伝えるお店としてちょっと話題になりました。

15年経った今

鬼籍に入った子たちも多くなったけど

15年という月日はあまりに無常でスターだった彼らのほとんどは
天に居を移してしまった。
それでも、何年経っても、どこへ逝っても、彼らは私の永遠の先生だ。

ムサシ対コジロー
茶トラはオスが多いんだよー

みなさんよりも、ほんのちょっとだけ、ネコたちと多く会話してきた私なら
もしかしたらまだあなたの知らない、彼らの話ができるかもしれません。

ネコ話会、いつかしたいですね。

国づくり, 犬猫

Posted by kyotako

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