まだまだ吠えていかないといけないのかも。

犬猫

犬のしつけを考える

これだけ長くペットブームが続いていても
犬のしつけに関しての需要はなくならない。
むしろ増えた気がする。

 子育てと同じで10の家庭があったら10の育て方があって当然だ。 

まず、大前提としてここに宣言したい。
だから私が言うことも、多くの考え方の中のひとつ。

ただ、発信する側にはそれなりに責任も伴うと思う。
私も日々勉強を重ねている。
自責の念も込めて、

「みんな、勉強しようぜ」

専門家になるな

これはよく言われた言葉。
一つのことだけに固執すると周りが見えなくなってしまう。

例えば、考古学。
遺跡を発掘して何かの化石を掘り出したとする。
でも、生物のこと、爬虫類のこと、歴史、環境、時代・・・
いろいろなことを知らないと、出てきた化石が何であるか、
トンデモない推測や結論を出してしまいかねない。

犬も同じで、
同じイヌ科のタヌキやキツネ(キツネはイヌ科でも単独行動型)、ジャッカル
そして共通祖先と言われているオオカミ、身近なところでは猫。
他のいろんな動物を見て、比べて、
はじめて「犬」というのはどういう動物なのかというのが
ぼんやりと見えてくる。

これまでしつけ教室の先生として会ってきたほとんどの人が
犬はわかるけど猫は全く知りません、、という人が多かった。
別に猫じゃなくてもいいけれども(馬でも。牛でも。)
犬だけしか見ていないと、見えてこない部分も多いと思います。

海外を知って日本の良さ、悪さが見えてくるのと似ている。

犬は単一のもの(フード)を食べ続けるとアレルギーになりやすいと言われる。
でも爬虫類の中にはコオロギとかマウスとか一つのものしか食べない動物がいる。
彼らにはアレルギーはないの?何が違うの?という話になった。
爬虫類もみていかないと、わからないことだってあるんだ。
私もまだまだ勉強不足だ。
(知っている人いたら教えて)

しつけはコントロールすることじゃないと思う

マインドコントロールという言葉が一時期流行ったけれども、
犬や猫を思い通りに動かし、「支配」することを「しつけ」だ
というのであれば、私のこれから話すことは違ってくる。
そういう考え方もあるのかもしれない。

でも、まずは彼らの
「心」を知ることがしつけにつながるのではないかと私は思う。

「心」は「脳」にある

昔は「心」は心臓にあるとか、肝臓にあるとか、
へその下にあるものだ!なんて思われてきたけれど
今は「脳」にあることがわかっている。

そして脳を支配しているのは
電気信号「パルス」(物理的)と神経伝達物質「ホルモン」(化学的)だ。

たぶん、これらを勉強せずしてしつけを語るのは間違っていると思う。
だって、行動は心や脳が出した結果で出てくるものだから。
脊髄反射もあるか。
でもそれだって勉強しないと止め方はわかるはずないですよね。

脳神経やホルモンのプロになる必要はない。
それこそ、そこは専門家にお任せして、
こういうことがわかってきたんだよ、ってことくらいは
すぐ知っておくようにしておきたい。

最近だと「オキシトシン」はテレビでも愛情ホルモンとして
紹介されるほど、一般的になってきた。

まだ解明されていない、わかっていないこともたくさんある。
でも、知らなくていいわけがない。
関心が無くていいわけがない。

人間の世界でもスピリチュアルな世界が広がっているけれど

心理学というとちょっと怪しげな占いとか心理テストみたいな
印象をもっていたけれど、それは誤解だ。
ちゃんとした科学だ。メンタリストDaiGoさんが教えてくれた。

この本、くどいくらいに出てくるかもしれないけれど
本当にいいものなので何度でも載せる。笑

この中で一番最初、P10くらいに書かれている部分。

いろいろな絵を見せて、女性たちに選ばせる。
そして選んだ各々について、やれ潔癖症だ、男好きだ、
犯されたい願望があるなどと分析していくのである。
とにかく、いかがわしい。そんなことで人の心が分かってたまるものかと思う。
「人という動物と分かりあう」畑正憲著 より

この後もズバズバと斬っていってる言葉が並ぶ。
読んでいて気持ちいくらいだ。
今どきの言葉で表現するなら「無双」だ。

胎教とか、音楽を聞かせるとか、意味がないよって言ってくれてる。

ちゃんと、勉強していこう。

しつけも「育てる」中の一つ

自分の子供のしつけを他人に任せる親は少ないと思う。
本当にグレちゃったり(表現が昭和)するとまた違うのかもしれないけど、
本当にグレちゃったとしても、最終的には、親が子と向き合っていかないと
他人任せて子だけが良くなるとは思えない。

(最近は親が親と思えない行動をとることもあるけど。。。)

自分とは違う生きものだから、そりゃ思い通りにはいかないでしょう。
でも、それも含め、悩むのも含め、「子育て」なんじゃないだろうか。

叱った後、心が痛んで、叩いた手よりも心が痛む。
そんなこともあっての子育てじゃないのか。
(今は親が叩いても暴力、虐待になりますからダメですね)

犬もそう。
しつけで悩むことも込みで「育てる」ってことじゃないのかなと思う。
いっぱい犬猫を育てると、いろんな子がいる。
素直な子、ワガママな子、甘えん坊な子。
どの子も同じ子はいない。当たり前だ。だから育て方、接し方も全部違う。
王道なんて、マニュアルなんてあるわけがない。
老犬になって、介護が必要になって、お世話が大変になって。。。
あるよ。ある。生きてるんだから。

それも「育てる」ことの中に入ってる。

そう思うと、しつけを教えるって要るのか?と思ってしまった。
それが犬を飼うこと、だから。

事件があった某闘犬の飼い主はお世話やら管理やらを
別の人に任せていると言っていた。
それは飼い主って言うのか?と突っ込みたかった。

あんまりまとまってないけれど。思ったことでした。

犬猫

Posted by kyotako

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