ペット用シャンプーバーの作り方 工程編
道具・材料が揃ったらいよいよ作ります!
ペット用シャンプーバーの作り方
準備編はこちら
準備が整ったらいよいよ作っていきます。
⒈材料を測る&混ぜる
準備した材料を測ります。油脂はそのままボウルに入れて混ぜます。
・・・って簡単に言うけども、ココナッツオイルやパームオイルは固形なので湯煎しないと測ったり混ぜたりできません。いきなりつまづきます。
パームオイルなんて↑こんな容れ物ですもん。溶かさないと出てきません。
ちなみに
ココナッツオイル融点:約24℃
パームオイル融点:約37℃
涼しい時期だと共に固形です。
ここで早くも焦りポイント!ミツロウが全然溶けません。
ヘラと割り箸で細かくして早く溶けるように促します。
ミツロウの融点:63℃
わー汗 結構温めないとだ。。
実際やってみないとわからないことがたくさんありますね!
油が溶けて混ざったらいよいよ苛性ソーダの出番です。
前回紹介した防具を身に付け、いざ、開封!
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)はパリパリした白いフレーク状の物体です。意外とおとなしい。
水と反応すると加熱するので湿度に注意。
精製水を入れたビーカーに苛性ソーダを少しずつ、混ぜて溶かしながら入れていきます。水「に」苛性ソーダを少しずつ入れていく。←この順番大事。苛性ソーダに水を入れていくと急加熱して危険です。
一気に入れると溶けきらない苛性ソーダが底面にこびりつきます。
シャカシャカとかき混ぜながら、少しずつ。
苛性ソーダを水に入れていくと、反応してだんだん熱くなってきます。
最も高い時で80℃近くまで温度が上がります。
⒉温度を合わせる
「湯煎した油脂」と「水と反応して熱くなった苛性ソーダ水」この二つの温度を合わせます。
熱ければ氷水に浸け、冷えてたら湯煎して、調整してください。
私は45℃くらいにしましたが、50℃とか60℃でも、両方が合ってたら良いらしい。熱い方が反応がよく進むようです。温度計が一本しかないので、使うたびにティッシュで拭いて使い回しました。
⒊合わせる
温度を合わせたら、油脂の方に苛性ソーダ水を混ぜながら少しずつ入れていきます。
スッキリ透明だった油脂が白濁していきます。
⒋ひたすら混ぜる
そこから20分、ひたすらかき混ぜます。空気が入らないように、シャカシャカは❌ クルクルが◎よろしい。
⒌トレースができる??
この後、石けん作りの説明では「トレース」と言うマヨネーズくらいの硬さに固まるサインが出てきます、と説明されています。サイトによってはさらっと書かれています。
が!
全然トレースが出てきません。
焦っていっぱい調べまくりました。
「石けん トレース 出ない」
どうやら石けん作りではあるあるらしく、いっぱいヒットします。使用する油脂や温度でトレースが出るタイミングが違ってくるようです。常温で液体の油(オリーブオイル)などが多いとそうなる傾向が強いらしい。
こちらのサイトが非常にわかりやすく説明されていました。
ゆるいポタージュ状がずーっと続いていて。。
時間を置いても分離しなければ大丈夫のようですが・・・不安は拭えない。
①温める
②時間を置く
③ひたすらかき混ぜる
これを続けることがポイントになってきます。
このまま固まらなかったらどうしよう。。。失敗か??という不安と戦いながら。
私の場合、固まり始めるまでに3時間以上かかりました。
※長いと12時間とか24時間とかかかる場合もあるそうです ヒィ!
その間、保温したり、かき混ぜたり、、
ようやく固まり始めてきました!トレースがうっすら。希望が見えてきました。
ここで!オイルを入れます!
知人を介して買わせていただいた厳選された良質のオイルです。こだわりポイント。最近では100均とかにもこういうのが売られていますが、ここはこだわって欲しいところ。
今回はティーツリーオイルのみ。犬にはこれです。
普段使ってる市販のシャンプーもティーツリーを愛用しています。
ただ、あんまり刺激が強くならないように、量は控えめにしました。
薬は量を間違えると毒にもなり兼ねませんので。
もし、他に犬用として加えるとしたらラベンダーとかがいいかもしれません。
⒍型に入れる
トレースができたら型に流し込みます
ヘラを使って入れていきます。
牛乳パックって、、、ウニョンと広がっちゃうんですね・・・
⒎乾燥・熟成
1日から数日置いて固まったら、乾燥&熟成させていきます。
1ヶ月ほどしたら完成するそうです。
まだ柔らかいうちに消しゴムハンコを押したりして
完成が楽しみです!ヴォルガ洗うぞー