ねこめこめん

犬猫

猫に麺

猫はヒモを誤飲しやすいことから

前回猫に蕎麦をあげる記事を書きましたが、
だったら自分で作ってみようじゃないか!と。

一応蕎麦粉100%の十割蕎麦

大事なのは実行力、実現力

最近、色んな勉強をしているんですが、
「こういう風にしたらいいかもよ!」っていう
0→1のアイデア勝負の時代はとうの昔に終わっていて

私はそれを「妄想力」と勝手に呼んでいる。
だいたいそういう「思いつき」は
他の人も思いついていて、
思い描くだけなら誰でもできることなんだ。

大事なのは
実際に進める「行動力」や「実行力」
「成功させる実現力」
なんだとつくづく思いました。

たかがネコの麺を作るだけなのに哲学的。

とってもくだらない内容ですけど、
「猫の麺を作ったら面白いと思うんだよんねー」
って言うなら、作ってみろよ、って話。

猫用米粉麺(ネコメコメン)の作り方

麺といえば小麦粉がまず思い浮かぶと思いますが
ネコに小麦は(最近特に)不評。
そもそも肉食だし、小麦アレルギーとか多いし。
高級フードはみんな「グルテンフリー」だし。

原材料

そこで、使用するのは「米粉」!
さらに蕎麦で学んで、香りづけに「煮干し粉」!

「米粉(国産)」「片栗粉(馬鈴薯・国産)」
「煮干し粉(国産)」と「お湯」だけ。

米粉70g
片栗粉30g
熱湯90g
煮干し粉(鰹節)適当

高いフードでも、
原材料の原産国までこだわっているものはまだ少ない。
作り方によっては塩を加える方法もあるけれど
今回は塩も使いません。

混ぜて、練る


米粉なんで当たり前なんですけど、
すごくモチモチしていますね。

これを製麺機にかけてみたのですがー

やはり小麦とは勝手が違いました。
粘りはあるのですが、製麺機にかけると
ボロボロと千切れて、崩れてしまいました。

仕方なく、麺棒で伸ばして包丁で切りました。
熱湯で1分ほど茹でた後、冷水にさらす

完成

ちょっと太いけど、まぁ、こんなもんでしょう。
つまんで食べてみましたが、
ツルツルした中にコシがあって、普通に美味。

与えてみた


追加で加えた追い鰹は食べてくれるも、
ちょっと太すぎて、食べるのが面倒みたい。。。
確かに、ヒモ状はヒモ状なんですが、
いかんせん、太すぎる・・・

結局端っこの小さいのをかじった程度でした。

ライスペーパー

同じく猫の誤飲誤食事故で多いのが、
「ビニル袋」

シャカシャカとビニール袋を舐めて間違って
誤食してしまう猫が結構いるらしい。

なんとかビニル袋っぽい可食品を作れないか模索中。

ライスペーパーも作ってみた。
「ペーパー」と言えるまで薄く作るのは難しい。
このままだと猫は見向きもしない。
やはり魚介系の「香り」を付けないとダメか。

ドライフードを作ってみる

フードドライヤーでいろんなものを

先日から紹介しているフードドライヤーで

いろんなものをドライにして
手作りドライフードに挑戦!

原材料


ホタテ、エビ、サーモン、イカなど。

「イカを食べさせると猫の腰が抜ける」
「猫にイカを与えてはいけない」
と言うのは都市伝説です。
生のイカにはビタミンB1分解酵素である
「チアミナーゼ」が含まれていて、たくさん与えると
ビタミンB1欠乏症、いわゆる、「脚気(かっけ)」
になる可能性があるよ!と言うことらしいです。
チアミナーゼは熱に弱く、加熱すれば問題ありませんし、
なんなら生のマグロやカツオの方がチアミナーゼを
多く含まれていることがわかっています。
マグロ、カツオを使った猫のおやつはいっぱい出てますよねー。
昔からイカだけが悪者にされて、
今でもイカのおやつはほとんど出ていません。不思議。
都市伝説に踊らされないようにしましょう。

サーモンはドッグフード、キャットフードのメインのタンパク質に
使われることも多いですよね!

そのままドライヤーにすると生臭くなりそうだったので、
パセリやローズマリーなども一緒に並べてやってみました。

見た目は鮮やかで美味しそう!
(生食用を買ってきたので当然といえば当然)

ローズマリー抽出エキスはフードの保存料に使われたりもしますね。

スイッチ、オン!

ドライヤーをかけるとやっぱり臭いが出ます!
パセリやローズマリーなんて気休め程度にしかなりません
屋内では無理!

玄関先でやりました。

何分も経たないうちにハエが寄ってきていました。
危ない危ない。

臭い、害虫、
こういうことがあるから、一般家庭に浸透しないんでしょうね。

8時間後・・・完成!


非常に良い出来です!!

 

仕上がり

ホタテ

貝柱と足、そしてヒモ部分です
乾物としてはメジャーです。
ホタテ独特の旨味と香りがあって美味。
貝ヒモ部分は猫向きですね!

エビ

殻はほとんど縮まないですね。
パリっパリで手でバラバラとほぐせます。
香ばしくて殻ごと食べられるようになりました。
中身だけ刺身で食べて、
殻だけドライにするのもアリかもしれません。

身も美味しい。

サーモン

水分が抜けて熱が通った感じはありますが、
脂が残った感じがしますね。

イカ

お刺身用に切られたイカそうめんの余りを乾燥させたら
こんな網のようになりました。感触はゴムのようですね。
これもヒモ好き猫のおやつに向いてるかも。

与えてみた


そりゃ食べますよね。美味しいですもん!
サーモンは脂が多いのがちょっと心配。
イカ、ホタテ、エビは少量だけ。
消化によくない気はしますけど、
保存料として脂を吹き付けてるドライフードよりは
ずっとマシじゃないのかな?と思います。

まとめ

❶原材料の原産地や鮮度(生食用)にもこだわって
犬猫のご飯を作ることができます。これは非常に大切なこと。

❷新鮮な原材料がすぐに入手できるなら
ドライにする必要もないかも、、、

保存が効くように水分を抜くのが
乾燥食品の本来の存在意義でもあるので。

❸原材料をミキサーで全部混ぜて団子にしてから
乾燥させればドッグフード、キャットフードになるのだと思います。

❹手間暇、時間がすごくかかりますし、
乾燥中の臭いとハエなどの害虫対策も考えないといけません。

普段使いのジャーキー(胸肉)、干し芋、
ドライフルーツに絞って
トッピングを中心に
作るのがいいのかもしれません。

犬猫

Posted by kyotako

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