濃厚接触

犬猫

濃厚接触厳禁

例のウィルスの影響で

流行はアジアからヨーロッパ、アメリカへと移行しているようですが
相変わらずコロナのニュースが連日報道されています。
一説によればネガティブなニュースを報じられる国ほど
報道の自由がある国とも言えるそうで。

それはさておき、最も感染者が多い国の一つ、イタリア。
感染拡大要因の一つが、キスやハグなどの「濃厚接触文化」であるらしいです。

先日、知り合いと会った際も
握手ではなく「グータッチ」に抑えよう、
となっていました。

果たしてこれが握手に比べて
いかほどのリスク軽減になるかは疑問ですが
とにかく、接触には気を使っています。

スキンシップの重要性

犬猫には感染しない

こんな時に、いや、こんな時だからこそ、
スキンシップの重要性を改めて考えてみようと思います。

人同士の濃厚接触は控えなければならない昨今、

犬猫であれば大丈夫!

世界小動物獣医師協会(WSAVA)によれば
感染者はヒト同様、他との動物との接触も控えるべき」
だけれども、現段階で
「犬猫が新型コロナウイルスにかかるというデータは限定的」
とのこと。

ヒトーヒトの接触による感染拡大がメインのようです。

犬とヒトのスキンシップ重要性を示した論文

既にこの分野の研究はだいぶ進んでいて、
犬猫と触れ合うことは、双方に
セロトニンオキシトシンドーパミンなど
いわゆる「幸せホルモン」を分泌させて、
うつ病やパーキンソン病などに対して
良い効果を得るという結果が出ています。

私が深掘りするまでもなく、よくまとまった記事が
多くありますので是非そちらを参照していただければ。

Oxytocin and Cortisol Levels in Dog Owners and Their Dogs Are Associated with Behavioral Patterns
犬の飼い主と犬のオキシトシンとコルチゾールのレベルは行動パターンと関連している

How petting a dog impacts your brain
犬のふれあいが脳に与える影響

犬とのふれあいが愛情ホルモンを刺激 うつ病や認知症の治療に応用

ご近所のサモエドさん、えるる

動物とのスキンシップといえば

動物とのスキンシップの第一人者といえば、もうこの方しかいません。

世界中の動物たちとスキンシップをしてきて
感染症にかかったという話は聞いたことがありません。
たくさんの動物と触れ合っているからこそ、
いろんな免疫をお持ちなのかもしれません。
おそらく。「I’m special」と言うに違いありません。

ペットショップにおいても

感染症に敏感

今でこそ新型コロナウィルスで感染症対策が
騒がれておりますが、
ペットショップでは犬・猫に対する
感染症対策が「常に」行われています

高い感染率と致死率があるパルボウィルスや
下痢を引き起こすコクシジウム、ジアルジアなどの寄生虫、
皮膚に増殖してハゲを作る、水虫のような真菌症などなど。

稀に、
1頭ずつバラバラでかわいそう。
狭いケージの中で閉じ込めて、、、
たまには外に出して遊ばせてあげればいいのに。

という意見もありますが、
他との濃厚接触を避け、外出を控えるのは
感染症予防をするためなんです。

今の私たちと一緒ですね。

某所で犬猫をダンボールで管理していることに対して
可哀想だというのをみましたけど、
保温性、衛生面、コスパ
全てにおいてダンボールは優秀です。
ケージは隙間がありすぎて隔離になりませんし、
保温性も悪く、洗って使いまわしている時点で衛生面も悪い。
見た目とかイメージを優先して、
機能面を全く評価していない意見だと思いました。

それでもスキンシップは重要

古い実験で、生後すぐに瞼を閉じられた猫は
その後に瞼を開けても目が見えない子になってしまうそうです。
また、白くて刺激のない部屋に閉じ込められた犬は
自分の前足を噛み割って死んでしまうとか。

神経とか体の機能は、
適切な時に適切に利用されないと不要とみなされて
使えなくなってしまうという話。

目や耳が空いて外界からの情報を取り入れるようになったら
どんどんその機能を使っていくことが重要になります。

母犬も時にかなりきつく子犬に歯を当てたりします。
教育的指導


兄妹同士でも激しく遊びますが、
それによって怪我をすることはありません。

ちょうどペットショップにいる2ヶ月からの子犬や子猫。
本来であれば親や兄妹たちと一緒にワチャワチャしている時期。
こういう時期に隔離されていると、皮膚感覚や神経や脳=心が
うまく育たなくなる可能性が高いです。

少し爪を立てるくらいの感じで
ワシャワシャと体をこすってやる
皮膚からの刺激が脳に伝わっていきます。

既に成熟した個体・神経と違って、
「鮮度」が違います。
大人が些細だと思うことでも、
子供にとっては新鮮に感じるのと同じですね。

ワシャワシャすると皮膚からたくさんの
電気的信号が脳に行って、興奮させるんでしょう。
すごく喜びます。

そうすることで心が育っていくはずです

私がショップで担当をしていた時は
積極的に子犬や子猫をワシャワシャして遊んでいました。
そこまで考えて、心も育てるショップが
増えてくれるといいなーと思っています。

犬猫

Posted by kyotako

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