犬種の分け方について
10のグループ
いろんな分け方があるけども
世界畜犬連盟(FCI)による犬種の分け方は
その生存目的や形態・用途によって、10のグループに分類されています。
JKCホームページ
- 1G:牧羊犬・牧畜犬
- 2G:使役犬
- 3G:テリア
- 4G:ダックスフンド
- 5G:原始的な犬・スピッツ
- 6G:嗅覚ハウンド
- 7G:ポインター・セター
- 8G:7グループ以外の鳥猟犬
- 9G:愛玩犬
- 10G:視覚ハウンド
まぁこれ自体はFCIが決めたことなので、
「そうなんだー」
くらいでいいと思うんです。
が。
なんでダックスだけ独立したグループなの?とか
8Gの「7G以外の・・・」ってなに?!その他ってこと?!とか
なんか、世界が決めた割に、
ちょいちょい、ツッコミどころがあるんですよ、、
単刀直入にいうと
こんな分け方はいや!
なんです。ホントに個人的な話。
だって、ラブとかゴールデンとかレトリーバーは
8Gの「その他」に入るんですよ。
もうちょっといい扱いされてもよくないですか?
あとキャバリアは
キャバリア・キングチャールズ・スパニエルですよね。
スパニエルなんですよ。鳥猟犬と思うじゃないですか。
ブッブー(昭和)
9G:愛玩犬
なんですねぇ。いや、そんなん言うたら
現代の犬はみんな愛玩犬ですよ?
そゆことじゃなくない?
とまぁ、世界基準でも犬種の分け方って
こんなもんなんですーってことです。
だから、こっちはこっちで勝手にやるよ。
スパニエルって何?
語源はスペインから来ているらしい。
スペイン起源とはなんか意外。
水面をバシャバシャと突っ込んでいって
水鳥を追い立てる、フラッシュをする犬のこと。
ただ、全然猟犬と関係ないけどスパニエルという犬種名が
ついている犬もいる。
キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
Andreweatock – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8036948による
wikipediaには「スパニエル種に分類される」
と書いてあるけど、、先述のように、FCIでは愛玩犬です。
分類されてないよ?
この犬種、掘り下げていくと結構「根深い」んですよ!
端的にいうと、鼻ぺちゃの戦いの歴史なんです!
ちょっと複雑なので整理してゆっくり行きますね?
(ついてきてくださいね!)
キャバリアの前身となる犬種
まず、「ピーラムスパニエル」という
キャバリアのブラック&タンのような犬種がいました。
この時点で既に、「鼻ぺちゃ」の要素が入ってますね。
そう、チベタンスパニエルやパグの血ですよね。
狆などの血を入れてさらに鼻ぺちゃにする
これに狆などの血を入れてマズルを短くして、
キングチャールズ・スパニエルという犬種が作られました。
ビクトリア王朝時代(1837年から1901年)に流行したそうです。
ここで狆が出ますか!と思いました。
「狆」を調べると以下の文が(wikipedia)
1853年にはペリー提督によって(狆の)数頭が
アメリカに持ち帰られた。そのうち2頭は同年、
イギリスのビクトリア女王に献上されたという
時代的にぴったり合致しますね!おもろ!!
そもそも「鼻ぺちゃ」は中国(チベット)から
それぞれ東西に広がっていったんです。
ヨーロッパ ⇦ 中国 ⇨ 日本
そして、日本をぐるーっと経由して再び鼻ぺちゃの血(狆)を
ヨーロッパにはるばる連れてきたって話ですよ。
ややこしっ!
健康面を考慮してマズルを長くする
ところが、鼻ぺちゃブームが去って、
「健康面の見直し」、「いびきがうるさい」挙げ句の果てには
「もうちょっと鼻が通ったスマートな顔立ちの方がいい」
という理由でマズルを元に戻した結果!
今のキャバリアが生まれたのだそうです。
勝手なもんですねー!
鼻を短くさせたり高くさせたり・・・
昔からそういうのが続いて来ていたってことですね。
もっとスパニエルいるのにー!とりあえず今回はここまでっ!
深堀楽しいけど疲れる〜!汗