染料文化と顔料文化

国づくり

最近染物やってます

藍染・茜染

日本では染め物の文化が定着しました。

一方、海外ではこういう光景がありますね。

ペンキを塗る光景。
バケツをひっくり返してかぶっちゃうようなオチがあったり。

スプラトゥーンという人気ゲームは、色で自陣を広げていくいわゆる陣取りゲーム。
自陣の色を相手の色に重ねて塗りつぶしていく。

これは完全に「顔料文化」
日本での「染料文化」では色が混ざってしまいますよね。
日本の文化では生まれなかったゲームだと思います。

やっぱりそれぞれの風土で発展する文化が違ってくるということです。
日本では顔料の材料が少なかったのではないか(あくまでも仮説)、染料の原料となる藍や茜などの植物が多かったからではないか。

そうやって物事を掘り下げてみるとまた世の中が面白くなってくる。

哲学者、和辻 哲郎氏による風土の類型は興味深い。
世界の環境を「砂漠型」「牧場型」「モンスーン型」に分けてそれぞれの風土に合わせた文化、思想が分かれた。
和辻哲郎の『風土』(3)風土の類型

国づくり

Posted by kyotako

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