代々木ヴィレッジ閉館セレモニー

国づくり, 植物

代々木ヴィレッジ閉館セレモニー

2020.12.29閉館

こんにちは!きょうたです。
動物王国のような場所を作りたいと日々活動しています。
動物王国をふかぼり

代々木ヴィレッジの閉館セレモニーに行って来ました。
西畠清順氏のインスタグラムより。

オープンがもう9年前になるんですね。
代々木駅から徒歩1分。都会の真ん中に突如現れた憩いのオアシス。

代々木ヴィレッジ

残念なことに年内で閉館するとのこと。
都市の再開発計画に入ってしまっているためとのことですが。
コロナの影響も少なからずあるとかないとか。真相は果たして。
いずれにしても、都心にあるこんな素晴らしい緑溢れる施設が
なくなってしまうのは残念至極でございます。

FINAL…寂しい

プロフェッショナルたち

この、代々木ヴィレッジ設立に携わったプロデューサーがすごい。
総合プロデューサーは
音楽プロデューサーとしても有名な小林武史氏。

音楽の人かと思いきや(ミスチルはあまりにも有名)
最近は「耕す」という会社を立ち上げて農業もされはじめ、
なんか、、才能があっていろんなことをやられてる人だなぁという印象。
千葉は木更津市と兵庫県丹波市に農場があるんですね!

耕す

今回トークショーが行われた代々木ヴィレッジ内にある
ミュージックバー、めちゃくちゃ良かったです。

音楽プロデューサーとして携わったのは大沢伸一氏。


実は今回のトークショーでこのミュージックバー内に初めて入ったのですが。
音響にこだわって作られたことがよくわかりました。
古い重厚感のあるスピーカーを使い、
人が入り、集まることで音が乱反射するようになります。
プロが好む、精度の高い、硬い音ではなく、
ここでいろんなジャンルの音楽を流し、
不特定の、多くの人が、多くの音楽に触れられるように、
柔らかく、受け入れられやすい音になるように設計したのだそう。

すごい、、、音を科学的に波動で捉え、
予測不能な反射を設計に取り込んだ上で作られてたんですね。
おしゃれに見せてカッコつけてただけじゃないんだと思いました。

インテリアデザインはインテリアデザイナーの片山正通

素敵すぎる空間デザイン。

そして最後、これら代々木ヴィレッジを覆う庭、森、を
プロデュースしたのが、プラントハンター西畠清純氏です。

流血樹に実がついた!と話題。

閉館セレモニーとしてこのお三方の
トークショーがあると聞いたらもう行かない手はありません。

新型コロナの第三波が来ていると騒がれる中、
細心の注意を払いつつ、イベントも関係者を中心に小規模に行われました。

私は、西畠さんが代表を務めるそら植物園のファンクラブ、
そら広場会員だったので半分関係者扱い
(非常に厚遇!)していただいて。

そら植物園スタッフ、そら広場担当のSさんには大変おせわになりました。
→明るくて楽しくてめっちゃいい人。笑

今年はなんと、バオバブが送られて来ましたよ!!
バオバブ!!

そら広場も、ファン同士でコミュニケーションが取れるような、
Facebookとの連動なんかがあるともっと広がるんじゃないかと
思っています。

 

ファン垂涎、楽屋トーク

スタッフのSさんのはからいで、トークイベント前に事務所内で
西畠さん、スタッフさん、私を含めた会員(ファン)数名と楽屋トーク。

事務所に下がっていた鳥のオブジェは
ニューカレドニアに社員旅行で行った時のお土産とのこと。

社員旅行でニューカレドニアってすごいですよね!羨ましい!
ニューカレドニアは生態系が独特で、天敵となる大型捕食動物がいないため、
飛べない鳥、カグーが生態系の頂点に立っているという
文字通り、平和の楽園のような国だそうです。

西畠さんはその話の中で、
「社員にはめちゃくちゃ厳しいけど、
外で会う子供と老人にはめちゃくちゃ優しいからね!俺は」
と、冗談を飛ばしていました。
社内でも、社外でも、話し方やスタンスが一切変わらない、
全く表裏のない人だと教えていただきました。
本当に気さくな方で、言われなくても、そうなんだろうなぁと
人のよさが滲み出て来る感じがしました。

ヒトとしてもとても魅力溢れる人ですね。
なんでこんな人が炎上しちゃうのか甚だ疑問です。
西野さんもそうですが、なんかこういう裏表のない人ほど
叩かれたり炎上したりするのかなぁと思っちゃいます。
同じ川西出身のお二人。どこか共通点があるように思います。

西野&西畠 天才二人

私が以前、関西でプラントハンティングや一緒に風呂に入るイベントなどに
参加したことを覚えていてくださって。めちゃくちゃ嬉しかった。

木の時計台を作ってきた話

同じく来られてたそら広場の方とお食事をしながら開始時間を待ちました。

トークショー

先にご紹介したミュージックバーでトークショーが行われました。

ここで。
まさか、こんなお話が聴けるとは。

また、引き寄せたか!と鳥肌が立ちました。

プロデューサーが揃ってのトーク。
9年前、ここを設立させる計画段階でのお話。
2011年は東日本大震災が起きた年でもありました。

2011年9月のネット記事
小林武史や大沢伸一がプロデュースする「代々木VILLAGE」11月オープン

人命を優先するのか、お金(経済)を優先するのか。
奇しくも、今のこのコロナ禍とまた酷似した状況だったそうです。

そんな中で都会の一等地。
代々木駅から徒歩1分にあるこの場所をどんなところにするべきか。
何が必要とされているのか。
スケジュールもタイト、間に合うのかわからない。

それを踏まえて。
ここのコンセプトとして大切にしたかったテーマが二つあったと
小林氏は言いました。

多様性有機的

の二つだと。
うぉ!と思わず声が出ました。
私がこれから作ろうとしている場所と全く同じじゃないですか。

この商業施設建設におけるコンセプトから出てくるとは思えなかった単語でした。

小林氏が言われているのは、「生物」多様性というより、
性別、国籍、宗教、年齢、学歴、職歴などの多様性についてのことを
中心に考えられてのことだと思いますが、それでも。

そしてもう一つのワード。有機的という言葉。
「いろんな意味があるとは思いますが」
と断りを入れた上で、小林氏がここで考える「有機的」とは、
「異なった要素が集まって、ひとつのものを為すこと」
と仰ってました。

そして、きっちりきっちり計画を立てて作り込むというよりは、
化学変化を楽しむかのような、浮遊感。これも大切にして来たと。

地域に根ざした活動

トークの間にゲストとして呼ばれた一人の女性。Iさん。
元々地元のヒトではなく、この代々木ヴィレッジの村長として他所から来た方。
にも関わらず!地元を駆け回り、どうやって地域に根ざした場所にできるかに尽力され、
9年経ってこの代々木ヴィレッジは解体されてしまいますが、
地域のコミュニティーにIさんの名前、籍は残されることになったそうです。
またいつか、同じような企画、プロジェクトが始まるようなことがあれば
Iさんに来てもらうようにとのこと。

すごい。そうなんです。地元との理解と協力。
これだけ科学技術が進み、ネット社会が進んだとしても、
ヒトとヒトの繋がり、これは大事にしていかなければなりません。

著名なプロデューサーがずらりと勢ぞろいし、
お金にものを言わせて作られたように、
もしかしたら見られるかもしれません。

実際にはIさんのような方が地味な活動をされたおかげで
今のこの代々木ヴィレッジがあるんです。と紹介されておりました。

会場には代々木駅の駅長さんも観覧に来られていました。
これは本当にすごいことです。

めちゃくちゃ感動しました。

これからの国づくりに欠かせない貴重なお話をたくさん聞くことができて。
またこれ、、、引き寄せちゃったなぁと思った次第。

小林武史プロデュース「代々木VILLAGE」が12月に閉館、9年間で累計400万人以上が来場

こちらの記事の最後にはちょっと気になる文言も。
「同施設の退去後は「自然と共生」をテーマにした新プロジェクトを展開する予定だという」
え?再開発計画ってそういうことなの?!気になる!!!

オマケ

名残惜しくもヴィレッジを後にし、電車を待つ中、ふと見ると
リュックの紐にオーナメントがぶら下がっていました。

えぇ?!こんなこと、ある?
大事にとっておきますね。いつか、返しに来れるように。

国づくり, 植物

Posted by kyotako

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